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長龍(ちょうりょう)酒造 吉野杉の樽酒セミナー その2

奈良県北葛城郡広陵町の長龍ブリューパークで開催された「吉野杉の樽酒セミナー」の続きです。

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酒樽の菰巻き(こもまき)の実演が始まります。

菰の中心に酒樽を置きます。
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樽と樽がぶつかったりなどの破損を防ぐため、発泡スチロールの緩衝材がまかれています。昔は稲わらを樽の周りに敷き詰めていたそうです。

菰の合わせ目を縄で閉じていきます。
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「綴じ縄(とじなわ)」というそうです。

酒樽を起こします。
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この日は樽の中に酒は入っていませんが、酒を満タン(4斗=72ℓ)に入れると酒樽の重さは約90㎏になるそうです。

上部(鏡面)に縄を編み込んでいきます。
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「口がかり縄」というそうです。

亀甲模様に、きれいに縄が編み込まれます!
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本来は、縄の結び目には赤い封印の紙を巻い鶴の頭に見立て、めでたい鶴・亀を表すそうです。

樽をひっくり返して、樽底に縄を編み込んでいきます。
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「尻かがり縄」というそうです。

仕上げに太い縄を銘柄が隠れないように巻いていきます。
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「立縄(たつなわ)」というそうです。縄がほどけないよう樽底で男結びします。

お見事!
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その3に続きます。


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