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酒蔵訪問 伊藤(いとう)酒造 前編

三重県四日市市の伊藤酒造へ、行ってきました。

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1847年に農家の初代・伊藤幸右衛門が酒造りを開始し、創業年としています。代表銘柄は「鈿女(うづめ)」です。日本神話で天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れた際に、神々の酒宴で舞を披露して天照大神を誘い出した女神・天鈿女之命(あめのうず(づ)めのみこと)に由来し、酒宴に華を添える酒でありたいとの思いから命名されています。

母屋です。
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「2023年9/1から9/3まで阪急うめだ本店で開催される「第21回阪急蔵元まつり」に初出店するので、ぜひお越しください」とのことです。

母屋に向かって左に酒蔵への入口があります。
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酒蔵への入口脇にある琺瑯(ほうろう)看板です。
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日本華(にほんか)」で、神社の御神酒としても愛されてきた酒で、現在は受注生産品になっています。

酒蔵への通路に置かれている菰樽です。
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仕込み蔵の外観です。
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事前に予約すれば蔵見学が可能です。

釜場の様子です。
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釜場の見学と簡単な説明付きのコースは、試飲付きで1人500円(税込)~。

釜場の入口にある井戸です。
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鈴鹿国定公園を源流とする伏流水です。智積養水(ちしゃくようすい)とよばれ、名水百選に選ばれています。人々の生活に密着した水だったため「用水」ではなく、人々を養う水として「養水」とよばれています。

仕込み蔵の入口です。今回予約したコースはここまで。
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仕込み蔵内の見学コースは、日本酒談義・試飲付きで1グループ(5名まで)5,000円(税込)~。

酒蔵見学後は、ショップへ。
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ショップの「慕蔵(ぼくら)」です。
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2002年にオープンしています。

慕蔵の玄関脇には木樽や菰樽も置かれています。
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酒造り体験・醸造体験 「ぼくらの酒を造る会」も毎年10~12月に行われています。(2022年は1升瓶3本と参加記念マス付きで13,000円(税込)~)

後編に続きます。


令和五年度 松尾(まつのお)大社 醸造文化顕彰会総会 その4

京都市西京区の松尾大社で開催された「令和五年度 松尾大社 醸造文化顕彰会(醸の会(じょうのかい)総会」の続きです。

引き続き、会場廊下に並べられた奉納酒を楽しみます。
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越乃寒梅(こしのかんばい)吟醸 特撰」(新潟市江南区石本酒造)
<データー>吟醸酒、山田錦、精米歩合50%、アルコール分16度

三重県鈴鹿市の清水清三郎(しみずせいざぶろう)商店。
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作(ざく)穂乃智(ほのとも)純米
<データー>純米酒、精米歩合60%、アルコール分15度

埼玉県蓮田市の神亀(しんかめ)酒造。
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ひこ孫(ひこまご)純米吟醸」(埼玉県蓮田市神亀酒造)
<データー>純米吟醸酒、山田錦、精米歩合50%、アルコール分16~17度

同じく、神亀酒造。
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神亀 純米酒 辛口
<データー>純米酒、 山田錦・五百万石・美山錦、精米歩合60%、アルコール分15.5度

新潟県上越市の丸山酒造場。
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雪中梅(せっちゅうばい)純米酒
<データー>純米酒、五百万石、精米歩合63%、アルコール分15.5度

兵庫県丹波篠山市の鳳鳴酒造。
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鳳鳴(ほうめい)純米吟醸
<データー>純米吟醸酒、五百万石・山田錦、精米歩合60%、アルコール分15~16度

受付で頂いた福引券で日本酒が当たり!福島県二本松市の大七酒造。
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大七(だいしち)純米 生酛」(福島県二本松市大七酒造)
<データー>純米酒、五百万石・他、精米歩合69%、アルコール分15度

お下がりでいただいた協賛企業の奉納品。
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愛知県半田市のミツカンから「りんご黒酢」・「フルーティス レモネード 」


<令和五年度 松尾(まつのお)大社 醸造文化顕彰会総会>2023年7/29 松尾大社(京都市西京区嵐山宮町3)
松尾大社 公式ページ
阪急松尾大社駅下車徒歩約4分(拝殿まで)


令和五年度 松尾(まつのお)大社 醸造文化顕彰会総会 その3

京都市西京区の松尾大社で開催された「令和五年度 松尾大社 醸造文化顕彰会(醸の会(じょうのかい)総会」の続きです。

どんどんと奉納酒がテーブルに!福井県鯖江市の加藤吉平商店。
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梵(ぼん)超吟(ちょうぎん)氷温熟成 純米大吟醸
<データー>純米大吟醸生原酒、山田錦、精米歩合20%、アルコール分16度

同じく、加藤吉平商店。
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梵 日本の翼
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合35%、アルコール分16度

さらに、加藤吉平商店。
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梵 純米大吟醸 さかほまれ 磨き三割五分
<データー>純米大吟醸酒、さかほまれ、精米歩合35%、アルコール分16度
※「さかほまれ」は福井県農業試験場が2010年に「山田錦」と「越の雫(こしのしずく)」を交配育成した大吟醸酒用の酒造好適米(2018年に品種登録出願)。

会場廊下にも奉納された酒が並べられ自由に飲むことができます。
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慶長小判(けいちょうこばん)純米吟醸」(京都市伏見区平和酒造)
<データー>純米吟醸酒、精米歩合60%、アルコール分15~16度

京都市伏見区の松山酒造。
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十石(じっこく)純米吟醸 祝
<データー>純米吟醸酒、祝、精米歩合60%、アルコール分16度

奈良県大和郡山市の中谷酒造。
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奈良吟(ならぎん)純米吟醸 一貫造り
<データー>純米吟醸酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分15度

福井市の安本酒造。
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白岳仙(はくがくせん)真紅(しんく)辛口純米 2021BY
<データー>純米生酒、五百万石、精米歩合65%、アルコール分15度

静岡市清水区の三和酒造。
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臥龍梅(がりゅうばい)純米吟醸 浮世絵柄
<データー>純米吟醸酒、精米歩合60%、アルコール分15度

京都市伏見区の月桂冠。
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月桂冠(げっけいかん)鳳麟(ほうりん)超特撰 純米大吟醸
<データー>純米大吟醸酒、山田錦・五百万石、精米歩合50%、アルコール分15~16度

その4に続きます。


令和五年度 松尾(まつのお)大社 醸造文化顕彰会総会 その2

京都市西京区の松尾大社で開催された「令和五年度 松尾大社 醸造文化顕彰会(醸の会(じょうのかい)総会」の続きです。

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松尾大社参集殿にはミニ菰樽が飾られています。

参集殿「松竹梅の間」で総会が始まります。
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尾池和夫・醸の会会長(元京都大学総長・静岡県立大学学長)のあいさつ。

生嶌經和・松尾大社宮司のあいさつ。
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毎回、講演があります。
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小泉武夫氏(東京農業大学名誉教授)による講演で、テーマは「麹の酒・日本酒、ユネスコ無形文化遺産登録へ」。日本酒造りに主に使われる黄麹菌や焼酎造りに主に使われる黒麹菌は国菌に認定されていて、2023年4月に政府からユネスコ無形文化遺産に登録するよう提案し、2024年の登録を目指しているそうです。

尾池会長と小泉氏の対談。
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講演後は、懇親会。
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乾杯は福井県鯖江市の加藤吉平商店・11代加藤団秀(あつひで)社長。

乾杯!
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乾杯酒は、加藤吉平商店。
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梵(ぼん)プレミアムスパークリング 純米大吟醸
<データー>純米大吟醸生原酒、山田錦、精米歩合20%、アルコール分16度

懇親会の膳は醸寿膳(じょじゅぜん)。
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醸造食品を用いた長寿食だそうで、京料理 木乃婦(きのぶ)が提供。

奉納された協賛企業の食品がお下がりで。
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京都府南丹市の男前豆腐店。

酒もどんどんと。京都市伏見区の月桂冠。
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月桂冠(げっけいかん)鳳麟(ほうりん)超特撰 純米大吟醸
<データー>純米大吟醸酒、山田錦・五百万石、精米歩合50%、アルコール分15~16度

その3に続きます。


令和五年度 松尾(まつのお)大社 醸造文化顕彰会総会 その1

京都市西京区の松尾大社で、「令和五年度 松尾大社 醸造文化顕彰会(醸の会(じょうのかい)総会」が開催され、行ってきました。

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会場の松尾大社は、701年に勅命により社殿が建てられ創建とされていますが、古来より松尾山頂に近い磐座(いわくら)に山霊をまつっていたといわれています。写真は松尾大社一の鳥居で、平安遷都1200年を記念して1994年に建立されたものす。「平成の大鳥居」ともよばれています。

江戸時代初期に建築の楼門です。
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手水舎の周囲には、たくさんの風鈴が!
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2020年から夏の時期に神様を慰め、参拝者の罪穢れを払うため、境内に風鈴を飾る風鈴祈願が行われています。風鈴祈願の受付は2023年9/3まで行われていますが、風鈴の設置は2023年9/30まで行われているそうです。

手水は亀の口から。
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松尾大社では亀が神の使いとされています。

拝殿です。
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拝殿に向かって左手にある神輿庫です。
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全国の蔵から奉納された菰樽がギッシリと置かれています。
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拝殿に向かって右手奥には亀の井があります。
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霊泉・亀の井です。
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亀の井の水を酒に混ぜると腐敗しないといわれています。また、延命長寿や諸病快癒の御利益があるともいわれています。

総会は参集殿で行われます。
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醸の会は、2001年に松尾大社御鎮座1300年を記念して、醸造文化の研鑚・交流・発展などに努めることを目的に設立された会です。受付で頂いた式次第や資料などです。今回から福引券も!

まずは本殿での特別参拝(会員祈願祭)。
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特別参拝は社殿内ですが、内部での撮影は禁止。

その2に続きます。


酒蔵訪問 川島(かわしま)酒造 その3

滋賀県高島市の川島酒造の続きです。

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酒蔵見学の後は、ショップに戻って試飲を!この日は団体の酒蔵見学の予約があるとのことで、屋外にも商品が展示されています。

ショップの様子です。
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ショップの奥から見た中庭です。
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冷蔵ガラスケース内にも商品があります!
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さっそく試飲を。高島が誇る近江聖人・中江藤樹(とうじゅ)に因んだ酒。
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松の花(まつのはな)藤樹 大吟醸
<データー>大吟醸酒、山田錦、精米歩合40%、アルコール分16~17度

続いて。
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松の花 酔後知楽(すいごたのしきをしる)特別純米酒
<データー>特別純米酒、玉栄、精米歩合60%、アルコール分15~16度
※玉栄(たまさかえ)は、1954年に愛知県農業試験場で「山栄」と「白菊(新菊水)」を交配・育成した酒造好適米

生原酒を飲み比べ。
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写真左より
松の花 吟醸 生原酒 無濾過
<データー>吟醸生原酒、山田錦、精米歩合50%、アルコール分18~19度
松の花 純米大吟醸 生原酒 無濾過
<データー>純米大吟醸生原酒、山田錦、精米歩合40%、アルコール分17~18度

地元の定番酒。
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松の花 上撰 本醸造
<データー>本醸造酒、精米歩合70%、アルコール分15~16度

試飲後、お土産に購入した酒。
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松の花 純米 生原酒 無濾過
<データー>純米生原酒、玉栄、精米歩合60%、アルコール分18度

<川島酒造(かわしましゅぞう)>滋賀県高島市新旭町旭83
川島酒造 公式ページ
JR新旭駅から徒歩約14分


酒蔵訪問 川島(かわしま)酒造 その2

滋賀県高島市の川島酒造の続きです。

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引き続き酒蔵の見学を。仕込み蔵の入口です。

入口付近から見た仕込み蔵の内部の様子です。
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貯蔵タンクでしょうか。

仕込みタンクです。
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温度管理ができるサーマルタンクもあります。
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火入れ作業に使う蛇菅(じゃかん)です。
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酒を搾る圧搾機(あっさくき)です。
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佐瀬式(させしき)とよばれ、槽(ふね)に醪(もろみ)を詰めた酒袋敷き詰めるように並べて、上から圧力をかけて酒を搾ります。

同じく酒を搾る圧搾機です。
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ヤブタとよばれ、アコーディオンのような蛇腹部分にフィルターの濾過板があり、そこに醪を送り、圧力をかけてしぼります.

しぼった酒を濾過する濾過機です。
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蔵の奥には木樽が!
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2020年に高島蒸溜所を立ち上げ、ウイスキー造りを始めています。

いろいろな木樽で原酒を熟成中です!
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その3に続きます。


酒蔵訪問 川島(かわしま)酒造 その1

滋賀県高島市の川島酒造へ、行ってきました。

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1865年創業で、代表銘柄は「松の花(まつのはな)」です。酒銘は、創業時に酒蔵建造のため伐採した古い松に対する思いを込めて名付けられています。

母屋です。
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ショップを併設しています。

母屋玄関です。
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2階の軒下に杉玉が吊るされ、玄関脇には菰樽が置かれています。

予約無しで行ったのですが、酒蔵を見学させていただけることに!
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事前に連絡して日にちが合えば蔵見学が可能です。

酒蔵の入口には大きな杉玉が吊るされています。
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酒蔵では、昔の酒造道具が展示されています。
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中庭です。
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井戸があり、仕込水(酒造りに使う水)を飲むことができます。
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その2に続きます。


上原(うえはら)酒造 初呑み切り 後編

滋賀県高島市の上原酒造で開催された「初呑み切り」の続きです。

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「初呑み切り」会場がある酒蔵(写真中央奥)に向かいます。

この日は暑さ対策を兼ねて特別に酒蔵の入口で仕込水を用意!
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酒蔵見学は3月のみ事前に連絡して日にちが合えば可能だそうです。

受付で酒のリストをいただき、1本ずつコメントを記入します。
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終了後は、アンケート用紙に気に入った酒・苦手だった酒のコメントを記入します。一般の参加者から寄せられたアンケートの内容は、「ひやおろし」の酒の選択や今後出荷する酒の時期決定などを行う際の重要なデーターとしているそうです。他に、会場の運営や上原酒造への意見などのアンケートもあります。

会場の様子です。
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テーブルに酒がズラリと並べられています。「初呑み切り」は蔵の全ての酒の味わいや熟成度合いを確認しますが、感染対策で人数・時間を制限するため、主に未出荷の瓶貯蔵酒とタンク貯蔵酒の35種類が出品酒として並べられていました。

私が気になった未出荷の瓶貯蔵酒。
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No..6 山廃 純米吟醸 渡船6号 生
<データー>純米吟醸生原酒、渡船6号、精米歩合55%、アルコール分未確認

もう1本、私が気になった未出荷の瓶貯蔵酒。
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No.14 山廃 酒母四段 純米酒 ほしじるし 生
<データー>純米生原酒、ほしじるし、精米歩合65%、アルコール分未確認
※「ほしじるし」は、「関東199号」と「さとじまん(関東209号)」を交配して誕生(関東238号)した一般米

ようやく半分、まだまだ続きます。
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私が気になったタンク貯蔵酒。
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No.24 山廃 純米吟醸 山田錦
<データー>純米吟醸酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分未確認

もう1本、私が気になったタンク貯蔵酒。
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No.27 特別純米酒 山田錦
<データー>特別純米酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分未確認

<上原酒造(うえはらしゅぞう)初呑み切り>2023年7/22・7/23 滋賀県高島市新旭町太田1524
上原酒造 公式ページ
JR新旭駅から高島市コミュニティバス新旭町循環線(東循環線)で太田神社前バス停下車徒歩約2分、JR新旭駅から徒歩約50分


上原(うえはら)酒造 初呑み切り 前編

滋賀県高島市の上原酒造で「初呑み切り」が行われ、行ってきました。

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上原酒造は、1862年創業で代表銘柄は「不老泉(ふろうせん)」・「杣の天狗(そまのてんぐ)」です。上原酒造では、毎年7月下旬に「初呑み切り」を行い、「商品に対して広く意見を聞かせていただく」という方針で、一般参加も受け付けて開催しています。

母屋・ショップ棟です。
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「呑み切り」は、冬に仕込んで貯蔵したお酒がどの程度熟成したか、どのように味わいが変化したかなどを確認する蔵の大切な行事で、樽やタンクの吞み口の封印を切ることが語源とされています。その年の初めに行われる「呑み切り」が「初呑み切り」です。

別の角度から見た母屋・ショップ棟です。
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母屋・ショップ棟の玄関です。
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玄関を入った土間がショップになっています。
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暖簾をくぐった奥にもショップが続きます。
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「川端(かばた)」とよばれる水場もあります。
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蔵があるこの地域は、比良山系の伏流水が湧き出て、飲料や炊事と言った日常生活に利用しています。もちろん仕込水にも使われています。飲むこともできます。

冷蔵ガラスケースにも販売中の酒があります!
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後編に続きます。


酒蔵訪問 ハッピー太郎醸造所

滋賀県長浜市のハッピー太郎醸造所へ、行ってきました。

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2017年に主に糀屋として開業し、2021年12月に現在地に移転、糀事業を発展させるとともに、「どぶろく醸造」を開始しています。

店頭にある看板です。
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店主は「ハッピー太郎」こと池島幸太郎氏で、3つの酒蔵(日本海酒造(島根県浜田市)、冨田酒造(滋賀県長浜市)、岡本本家(滋賀県犬上郡豊郷町)で修業された後、廃業予定だった糀屋を引き継いでいます。

店頭には商品見本が並べられています。
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外側からガラス越しに酒蔵の様子を見ることができます。
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麹を造る製麹室(せいぎくしつ)でしょう。

仕込室です。
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有料試飲を行っています。
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この日は4種類があったので、フルセットを。
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1種類目・2種類目。
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写真左より
something happy 政所と共に
<データー>どぶろく(その他の醸造酒)、アルコール分8度
ハッピーどぶろく 湖北はみだし米
<データー>どぶろく(その他の醸造酒)、アルコール分13度

3種類目・4種類目。
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写真左より
ハッピーどぶろく ホップ Huell Melon(ヒュル メロン)
<データー>どぶろく(その他の醸造酒)、アルコール分13度
something happy  フレッシュハーブティー
<データー>どぶろく(その他の醸造酒)、アルコール分7度

<ハッピー太郎醸造所>滋賀県長浜市元浜町13-29 湖のスコーレ内
ハッピー太郎醸造所 公式ページ
JR長浜駅東口から徒歩約8分


長浜浪漫ビール(ながはまろまんびーる)

滋賀県長浜市の長浜浪漫ビールへ、行ってきました。

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1995年にクラフトビールの製造会社として創業しています。

入口の様子です。
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江戸時代の米蔵を改造しています。ブルワリーとレストラン・ショップを併設しています。

エントランスホールの様子です。
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1階に煮沸釜・仕込釜、2階に発酵タンクなどが置かれています。2016年からウイスキーの製造(長濱蒸溜所)も始めています。

煮沸釜・仕込釜です。
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自銭予約すれば長濱蒸溜所の見学が可能です。(2,200円(税込)、テイスティング付き)

ショップの様子です。
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ウイスキーは樽から手詰めして販売しています。

同じくショップの様子です。
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購入したビールです。
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写真左より
長浜エール
ウエストコースト IPA ブルーウェーブ

もう1本!
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長浜IPAスペシャル」(製造は新潟市のエチゴビール)

<長浜浪漫ビール(ながはまろまんびーる)>滋賀県長浜市朝日町14-1
長浜浪漫ビール 公式ページ
JR長浜駅東口から徒歩約5分


サントリー 天然水のビール工場 京都 ガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」 その3

京都府長岡京市の「サントリー 天然水のビール工場 京都」で開催されたガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」の続きです。

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工場見学の後はバスで戻り、ゲストルームでの試飲タイム。3種類の試飲を楽しむことができます。

まずは1杯目。
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ザ・プレミアム・モルツ

テーブルには、原料のダイヤモンド麦芽とファインアロマホップが。
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ファインアロマホップは、とってもいい香り!

ダイヤモンド麦芽は試食が可能です。
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香ばしくて、酒の肴にもなりそうです。

続いて、2杯目。
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ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム

そしてついに、本日の目玉!
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シングルモルトウイスキー「白州(はくしゅう)」に使用した樽で熟成した「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023

グラスに注いでいる時から、わくわく!
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3杯目。
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ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023

瓶ははこんな感じ。
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ガイドツアー参加者限定で購入も可能でした。
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※一般販売は、すでに終了しています。

<サントリー 天然水のビール工場 京都 ガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023>2023年8/1~9/30の土・日・祝
京都府長岡京市調子3-1-1
サントリー 天然水のビール工場 京都のページ
阪急西山天王山駅・JR長岡京駅から無料シャトルバス、阪急西山天王山駅から徒歩約10分


サントリー 天然水のビール工場 京都 ガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」 その2

京都府長岡京市の「サントリー 天然水のビール工場 京都」で開催されたガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」の続きです。

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引き続き工場見学の様子を。仕込で出来上がった麦汁に酵母を加えて発酵させます。酵母が良い状態を保つため、人の手によって24時間体制で管理しています。(紹介映像を撮影したものです)

2階のホールから見た発酵タンクです。
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低温で発酵させ、約7日で麦汁はアルコール約5%の若ビールが出来上がります。

発酵タンクの外観です。
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直径6m・高さ20mです。約300㎘で、毎日500㎖飲んでも、ひとりで飲み干すには約1500年かかるそうです。

貯酒タンクです。
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出来上がった若ビールは貯酒タンクに移して、低温で約2週間熟成させます。ビールに炭酸ガスが溶け込むとともに、オリが沈み味や香りが徐々にまろやかになっていきます。

見学通路の随所でプロジェクションマッピングが行われています。
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ろ過装置です。
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熟成を終えたビールからオリや役目を終えた酵母を取り除き、美味しいビールが完成します。

完成したビールは、すぐに瓶や缶などの容器に詰められます。
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ビールを缶に詰める缶詰機です。

缶に詰める様子です。(紹介映像を撮影したものです)
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ビールの注入前後で炭酸ガスによって酸素を追い出してから、缶の蓋を締めているそうです。

缶はさらに箱などにパッケージングされます。
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サントリーは環境活動にも力を入れています。
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サントリーはビールやウイスキー、清涼飲料などに天然水が使われています。その水源エリアに「サントリー天然水の森」を設定し森づくりを行っています。全国に22ヶ所・総面積は約12,000haあるそうです。

その3に続きます。


サントリー 天然水のビール工場 京都 ガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」 その1

京都府長岡京市の「サントリー 天然水のビール工場 京都」でガイドツアー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」が開催され、行ってきました。

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1969年建設でサントリーの西日本での主力工場になっています。工場見学(ガイドツアー)は無料ですが、事前に予約が必要です。

サントリー 天然水のビール工場 京都です。
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敷地面積約10万㎡で、「ザ・プレミアム・モルツ」の各種や「金麦(きんむぎ)」・「オールフリー」などを生産しています。

受付を済ますとパンフなどが貰えます。
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今回は、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈白州原酒樽熟成〉2023」の試飲ができる有料のガイドツアーを。(1,500円(税込))2023年9/30までの土・日に実施されていますが満席のようです。(直前にキャンセルが発生し予約ができる場合があるので、コマ目にチェックを!

まずはゲストルームで、「ザ・プレミアム・モルツ」の説明を。
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説明後は、バスに乗って工場見学へ。
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この日の案内は山本氏。

乗車したバスも、「サントリー 天然水のビール工場 京都」のラッピング車。
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あっという間に工場へ。
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到着後は、エスカレーターで2階へ上がります。

ザ・プレミアム・モルツ」の原材料について説明
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国産ビールの多くは、米・コーン・スターチなどの副原料が使われていますが、「ザ・プレミアム・モルツ」は、副原料を一切使わず厳選されたホップ・麦芽と天然水で造られています。

ザ・プレミアム・モルツ」は「ダブルデコクション製法」が行われています。
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麦芽本来の旨味とコクを引き出すため、仕込釜で一部の麦汁を2回煮出す製法です。

もう1つのこだわりは、「アロマリッチホッピング製法」。
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麦汁煮沸においてはアロマホップだけを使用し、仕上げにファインアロマホップを投入する製法です。

ガラス越しに見た煮沸釜や仕込釜などの様子です。
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夏の間は、室内の温度が40度以上になるため、立ち入りを制限しているそうです。

その2に続きます。


満正寺(まんしょうじ)

鳥取県倉吉市の満正寺へ、行ってきました。

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1699年に鳥取池田藩の城代家老・荒尾秀就(あらおひでなり、荒尾志摩家3代)が祖先の菩提を弔うために創建した曹洞宗の寺院です。写真は山門です。

山門を入ると正面には「九曜星占盤(くようせいせいばん)」が!
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2010年に造られたもので、直径約8mで日本最大のものだとか。生年月日から自分の星を算出して性格や運勢を占うことができます。

山門から進むと参道正面にある本堂です。
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「九曜星占盤」の占うためには、まず本堂へ参拝します。本尊は、拈華微笑坐像(ねんげみしょうざぞう)という、手に優曇華(うどんげ、3000年に1度しか咲かないとされる伝説の花)を持つ釈迦如来坐像です。

本堂から見た「九曜星占盤」です。
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本堂の手前、参道右手にある「白砂の庭」です。
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仏教の世界観を表現した庭で、中央の山が須弥山(しゅみせん)で、山の頂上にある水晶を取り囲む球体が仏を表しているそうです。

山門の近く、参道右手にある地蔵堂です。
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地蔵堂でも鐘を鳴らして合掌して参拝します。

いよいよ「九曜星占盤」の占いを。
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地蔵堂に置いてある「宿星帳」で、生年月日を用いて宿星を調べます。

宿星が分かれば、賽銭を入れてお札を授かります。
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宿星は27種類あります。
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授かったお札です。(内容は公表不可)
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私の宿星は「柳宿」。性格や運勢、開運や健康などが記載されています。(宿星にもよると思いますが、少し厳しめ・・。)パートナーとの相性を調べるには生年月日から同じように宿星を調べます。

次に、「九曜星占盤」に行きます。
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外周に書かれている自分の宿星から中央にある石盤へ向かいます。

中央の石盤を回して「命」の文字を自分の宿星に合わせます。
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「命」の文字に近い「一栄」や「一親」(「鬼宿」や「星宿」)が最も良い関係のようです。パートナーとの相性を見るには相手の宿星の上部に書かれている文字を確認し、お札のQRコードまたは万正寺webサイトから占います。

本堂に向かって左手にある寺務所です。
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<満正寺(まんしょうじ)>鳥取県倉吉市鍛冶町1丁目2948
満正寺 公式ページ
JR倉吉駅から日本交通バスパークスクエアー線で鍛冶町一丁目バス停下車徒歩約3分


大岳院(だいがくいん)

鳥取県倉吉市の大岳院へ、行ってきました。

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1605年に倉吉城主・中村栄忠(しげただ)が父・中村一栄(かずしげ)の菩提を弔うために創建した曹洞宗の寺院です。写真は山門です。

山門から参道を進むと鐘楼門があります。
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鐘楼門の手前、参道右手にまつられている聖観音菩薩像です。
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鐘楼門から進むと参道正面にある本堂です。
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1995年改築で、本尊は釈迦如来像です。

本堂の扁額です。
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本堂の手前、参道左手にある観音堂です。
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鐘楼門をの近く、参道左手にある駒姫八幡です。
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打吹(うつぶき)城主・山名氏豊(やまなうじとよ)と娘・駒姫をまつっています。

駒姫八幡に向かって右手にお林(おりん)の方墓所があります。
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お林の方は駒姫の娘と伝えられ、光格(こうかく)天皇(第119代天皇)の生母・大江磐代(おおえ いわしろ)の母です。

お林の方の墓です。
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鐘楼門の近く、参道右手にある里見家墓所です。
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安房国館山藩主・里見忠義(さとみただよし)は、1614年に倉吉藩に移封され門前に居住しますが、1622年に29歳で没します。葬儀の後、8人の近臣が殉死を遂げたとされ、主君を始め殉死した8人の法名に「賢」の字があり「八賢士」とよばれ、後の滝沢馬琴(たきざわばきん=曲亭馬琴(きょくていばきん))の「南総里見八犬伝」のモデルになったのではとの説があります。

本堂の手前、左手に置かれている鬼瓦です。
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1775年に建立された旧・本堂の鬼瓦です。

本堂に向かって右手にある庫裏・寺務所です。
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<大岳院(だいがくいん)>鳥取県倉吉市東町422
大岳院 公式ページ
JR倉吉駅から日本交通バス市内線・関金・山口線で堺町バス停下車徒歩約5分


大蓮寺(だいれんじ)

鳥取県倉吉市の大蓮寺へ、行ってきました。

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養老年間(717~723年)に南にある打吹山近くの山麓に建立された大蓮寺が始まりとされ、天正年間(1573~1592年)に僧・文翁が近隣の3寺を統合して、現在地に開山したと伝えられています。写真は門前の参道です。

参道を進むと正面にある山門(法界門)です。
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2階部分に鐘がある鐘楼門です。

山門の提灯です。
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山門脇に設置されている公衆電話です。
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お寺にあるので「てらほおん」と記載されています。

山門の正面にある本堂です。(山門付近から撮影)
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コロナの影響で、檀信徒以外の境内への立ち入りは禁止になっています。本堂は1955年再建で、浄土宗の寺院なので本尊は阿弥陀如来像と思われますが、弁財尊天(べんざいそんてん)」もまつっているようです(未確認)。

本堂に向かって右手にある庫裏・寺務所です。
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境内には、豪商・淀屋清兵衛の墓や鎌倉~南北朝時代の武将・脇屋(新田)義助の墓があるそうです。

山門に向かって右手に弁財天堂があります。
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琵琶湖・竹生島(ちくぶじま)にある宝厳寺(ほうごんじ、滋賀県長浜市)から分霊してまつったそうです。

弁財天堂です。
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こちらも、現在は立入禁止になっています。

弁財天堂手前にある池の鯱瓦(しゃちほこ)です。
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大蓮寺近くから見た倉吉白壁土蔵群の風景です。
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<大蓮寺(だいれんじ)>鳥取県倉吉市新町1-2411
JR倉吉駅から日本交通バス市内線・関金・山口線で赤瓦・白壁土蔵バス停下車徒歩約3分


高田(たかた)酒造

鳥取県倉吉市の高田酒造へ、行ってきました。

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1843年に醬油の醸造を始め創業年とし、日本酒は1875年から醸造を開始しています。代表銘柄は、「此君(しくん)」です。写真左が酒蔵です。

酒蔵入口からみた内部の様子です。
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酒蔵は、明治時代中期頃(1890年頃)の建築と考えられていますが、2016年の鳥取県中部地震や老朽化のため、2023年4月から修復工事が行われています。(現在は蔵見学休止中)

車の奥に少しだけタンクが見えます。
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全ての酒を「酸基醴酛(さんきあまざけもと)」で醸しています。生酛系の酒母造りの1つで、高温の仕込水で糖化した蒸米に、培養した乳酸菌を添加する方法です。

北側から見た酒蔵の外観です。
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母屋です。
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1843年建築です。

玄関に向かって左手には酒を持った木彫りのタヌキが置かれています。
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杉玉も吊るされています。
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玄関に向かって右手にはショーウインドーがあり商品が展示されています。
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玄関を入った土間がショップになっていますが、店内は撮影禁止です・・。

お土産に購入した飲み比べセットです。
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写真左より
此君 純米 2015BY
<データー>純米酒、精米歩合70%、アルコール分15度
此君 純米吟醸 紺ラベル 2020BY
<データー>純米吟醸酒、玉栄、精米歩合55%、アルコール分15度
此君 純米大吟醸 紫ラベル 2020BY
<データー>純米大吟醸酒、玉栄、精米歩合45%、アルコール分15度

<高田酒造(たかたしゅぞう)>鳥取県倉吉市西仲町2633
高田酒造 公式ページ
JR倉吉駅から日本交通バス市内線・関金・山口線で赤瓦・白壁土蔵バス停下車徒歩約4分


BREW LAB KURAYOSHI (倉吉ビール)

鳥取県倉吉市のBREW LAB KURAYOSHI(倉吉ビール) へ、行ってきました。

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古民家を改修して、2020年8月にオープンしたクラフトビール醸造所です。倉吉白壁土蔵群のほぼ中央にあります。

ガラス戸を通して内部の醸造設備を見ることができます。
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玄関の様子です。
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店内の様子です。
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長いカウンター席の奥には、庭に面したテーブル席もあります。

さっそく!
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オーナーの福井恒美氏が丁寧にビールを。

店内からも醸造設備を眺めることができます。
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TASTING SET!(おすすめビール3種)
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写真左より
IPA」、「GOLDEN ALE」、「PALE ALE

もう1杯!
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星空エール

<BREW LAB KURAYOSHI (倉吉ビール)>鳥取県倉吉市東仲町2587
BREW LAB KURAYOSHI 公式ページ
JR倉吉駅から日本交通バス市内線・関金・山口線で赤瓦・白壁土蔵バス停下車徒歩約3分


酒蔵訪問 元帥(げんすい)酒造 後編

鳥取県倉吉市の元帥酒造の続きです。

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本店玄関の様子です。本店は国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている倉吉白壁土蔵群の一角にあります。

店内の様子です。
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昔の酒造りに使っていた木樽や桶などが展示されています。

酒造工程のミニチュア模型や歴代総理大臣の色紙も展示されています。
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本塁打」と書かれた一斗壷が置かれています。
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戦前に野球好きの先代が「ホームラン」というカタカナの酒銘を発売していたそうですが、軍から「英語はまかりならぬ」という命令を受け、「本塁打」の酒銘に改めたそうです。現在は「ホームランカップ」というカップ酒が販売されています。

「試飲しますか?」 「喜んで!」
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元帥 大吟醸 生貯蔵酒
<データー>大吟醸酒、玉栄・山田錦、精米歩合40%、アルコール分15度

続いて。
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元帥 純米吟醸 生貯蔵酒
<データー>純米吟醸酒、五百万石、精米歩合50%、アルコール分15度

試飲後、購入した酒です。
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元帥 蔵酒 にごり酒
<データー>普通酒、アルコール分19度

もう1本、お土産に購入。
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元帥 新米新酒 生貯蔵酒
<データー>普通酒、アルコール分20度

<元帥酒造(げんすいしゅぞう)>鳥取県倉吉市東仲町2573(本店)
元帥酒造 公式ページ
(本店)JR倉吉駅から日本交通バス市内線・関金・山口線で赤瓦・白壁土蔵バス停下車徒歩約3分
(酒蔵)JR倉吉駅から日の丸バス社線で合同庁舎前バス停下車徒歩約6分、または日本交通バス市内線で倉吉パークスクエア北口バス停下車徒歩約12分


酒蔵訪問 元帥(げんすい)酒造 前編

鳥取県倉吉市の元帥酒造へ、行ってきました。

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1848年に初代・倉都(くらつ)幸次郎と妻・たみが倉都本店として酒造業を始め創業年としています。代表銘柄は「元帥」です。写真は本店です。

本店から東へ徒歩約20分の地に酒蔵があります。
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1907年に東宮殿下(後の大正天皇)山陰地方行啓の際に、海軍大将・東郷平八郎が随行し、当時醸していた「旭正宗(あさひまさむね)」を献酒したところ大変喜ばれたと伝えられています。その後、1913年に東郷平八郎が元帥になられた際に、酒銘を「元帥」に変更、1951年には社名を元帥酒造に変更しています。

別の角度から見た酒蔵の外観です。
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東側から見た酒蔵の外観です。
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酒蔵内の様子です。
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事前予約すれば、酒蔵見学が可能ですが、この日は都合が悪く入口まで。

蔵の入口では酒の販売も行っています。
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本店の玄関です。
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ショップを併設しています。

玄関先には大きな杉玉が吊るされています。
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倉吉市内の仏師作による福禄寿の木彫りも置かれています。火災から店舗を守ったと伝えられています。

後編に続きます。


夜西(よるにし)神社

鳥取県米子市の夜西神社へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、1700年頃にこの辺りが開発され、それ以降の創建と思われます。

鳥居から進むと参道右手に手水鉢があります。
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参道正面にある拝殿です。
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拝殿内には神輿が置かれています。
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1860年造営だそうです。

拝殿の後方にある本殿です。
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祭神等は未確認です。

<夜西神社(よるにしじんじゃ)>鳥取県米子市夜見町332-4
JR米子駅・JR境港駅から日の丸バス境港線(外浜線)で夜見上谷入口バス停下車徒歩約15分、JR弓ヶ浜駅から徒歩約19分


酒蔵訪問 稲田本店(いなたほんてん) 後編

鳥取県米子市の稲田本店の続きです。

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玄関を入って右手にあるホールの様子です。酒蔵見学の際は、ここで蔵の歴史や醸造工程などの説明があるのでしょう。

稲田本店の沿革が記載されたパネルもあります。
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ショップの様子です。
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商品がズラリと並べられています。
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試飲は、コイン式のサーバーで楽しむことができます。
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専用コインは1枚110円(税込)。

さっそく。
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いなたひめ 純米大吟醸 ごうりき米
<データー>純米大吟醸酒、強力、精米歩合48%、アルコール分15~16度

続いて。
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稲田姫(いなたひめ)純米大吟醸
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合38%、アルコール分15~16度

限定酒。
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いなたひめ 純米大吟醸原酒 鳥系酒(とりけいさけ)105号
<データー>純米大吟醸原酒、鳥系酒105号、精米歩合48%、アルコール分16度
※鳥系酒105号は、ガンマー線を照射した「強力2号」を2007年に鳥取県農業試験場内で自然交配し育成した品種。

お土産に購入した酒。
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いなたひめ 純米吟醸 ごうりき米
<データー>純米吟醸酒、強力、精米歩合55%、アルコール分15度

<稲田本店(いなたほんてん)>鳥取県米子市夜見町325-16
稲田本店 公式ページ
JR米子駅・JR境港駅から日の丸バス境港線(外浜線)で夜見上谷入口バス停下車徒歩約23分、JR弓ヶ浜駅から徒歩約27分


酒蔵訪問 稲田本店(いなたほんてん) 前編

鳥取県米子市の稲田本店へ、行ってきました。

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1673年に鳥取県西伯郡伯耆町で創業し、1690年代に鳥取県米子市に移転、1987年に現在地に移転しています。代表銘柄は「稲田姫(いなたひめ)」・「トップ水雷(とっぷすいらい)」です。

酒蔵の様子です。
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3日前までに予約すれば酒蔵見学が可能です。
酒蔵見学の予約はこちら→稲田本店 酒蔵見学の案内ページ

別の角度から見た酒蔵です。
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貯蔵庫でしょうか(未確認)。
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玄関の様子です。
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ショップを併設しています。

玄関手前から見た酒蔵の様子です。
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玄関手前には大きな杉玉が吊るされています。
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玄関ホールの様子です。
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鏡開きが体験できる菰樽も置かれています。
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手描きの案内板もいい感じ!
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後編に続きます。


美保(みほ)神社 その3

島根県松江市の美保神社の続きです。

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本殿に向かって右手奥にある合祀社です。若宮社・今宮社と社号不詳の秘社を合祀しています。

拝殿に向かって左手奥にある御神竹(ごしんちく)です。
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美保神社の御種(籾種)から生じたとされる竹だそうです。

拝殿の手前、左手にある授与所です。
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毎月7日の「七日えびす祭り」では「金色の鯛守り」の授与が行われています。限定50体で、希望者が多い場合はおみくじで授与者を決めているそうです。

参道の途中、右手にある宝物館(収蔵庫)です。
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神門の手前、左手にある社務所です。
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近隣にある末社を参拝します。
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美保関港に和田津見社(わだつみしゃ)・筑紫社があります。

和田津見社・筑紫社です。
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和田津見社・筑紫社の近く(西)に、糺社(ただすしゃ)があります。
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糺社です。
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美保神社二の鳥居の手前を右手に進むとある市恵比須社です。
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<美保神社(みほじんじゃ)>島根県松江市美保関町美保関608
美保神社 公式ページ
JR境港駅から松江市コミュニティバス宇井渡船場行きで宇井渡船場バス停下車・美保関行きに乗り換えて美保神社入口バス停下車、またはJR松江駅から一畑バス万原線美保関ターミナル行きで美保関バスターミナルバス停下車・松江市コミュニティバス美保関行きに乗り換えて美保神社入口バス停下車、徒歩約1分


美保(みほ)神社 その2

島根県松江市の美保神社の続きです。

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神門から続く参道正面にある拝殿で、1928年造営です。

拝殿では毎朝8:30から朝御饌祭(あさみけさい)が行われています。
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この日は神楽で巫女舞が行われていました(日によっては太鼓と笛のみの場合があります)。毎夕15時からは夕御饌祭(ゆうみけさい)も行われます。

別の角度から見た拝殿・本殿です。
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拝殿は船庫を模した独特な造りで壁がなく梁が剝き出しで、内部も天井板はありません。

拝殿の奥にある向かって右手の本殿(左殿)です。
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祭神は三穂津姫命(みほつひめのみこと)です。高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)の娘で、大物主神(おおものぬしのかみ=大国主神)の后です。

別の角度から見た本殿です。
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本殿は1813年再建で重要文化財です。

拝殿の奥にある向かって左手の本殿(右殿)です。
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祭神は、事代主神(ことしろぬしのかみ=えびす様)です。大物主神の子(母は神屋楯比売命(かむやたてひめのみこと))です。

後方から見た本殿です。
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大社造の2殿の間を「装束の間(しょうぞくのま)」でつないだ特殊な造りで、美保造・比翼大社造といわれています。「装束の間」には客殿(末社)があり、大后社・姫子社・神使社がまつられています。

拝殿の手前、右手にある合祀社です。
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宮御前社(みやみさきしゃ)・宮荒神社・船霊社(ふなたましゃ)・稲荷社が合祀されています。

合祀社に向かって右手奥に御霊石(おたまいし)がまつられています。
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御霊石です。
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東に約2.5㎞にある美保関灯台沖の飛地境内・地ノ御前島(ちのごぜんじま)近くの海中にあるのを地元漁師が見つけたもので、丸い石を触るとお腹の子が健康に育つと信じられています。

その3に続きます。


美保(みほ)神社 その1

島根県松江市の美保神社へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、733年に編纂された「出雲国風土記」や927年にまとめられた延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記載がある古社です。また、境内から4世紀頃の勾玉の破片が出土していて、古墳時代以前にも何らかの祭祀が行われていたと考えられています。

一の鳥居です。
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一の鳥居から進むと、参道右手にある井戸(廻船御用水)です。
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1861年に大干ばつに見舞われた際に美保大明神に祈願をしこの地を掘ったところ、真水が湧き出したと伝えられています。未だに枯れない不思議な井戸で、「おかげの井戸」・「影向(ようごう)の水」とよばれ、北前船の飲用水としても使われたそうです。

二の鳥居です。
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さらに参道を進み、石段付近から振り返ってみた二の鳥居です。
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奥の一の鳥居の先は、すぐ美保関港です。

二の鳥居の近く、参道右手にある恵美須社です。
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二の鳥居から石段を上がり進むと左手に手水舎があります。
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手水舎付近から見た境内の様子です。
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手水舎からはさらに石段があり、参道が続きます。

参道の先にある神門です。
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神門からは廻廊が延びています。
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回廊に置かれている大鼕(おうどう)です。
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出雲地方では太鼓のことを鼕(どう)とよんでいます。樹齢約千年の欅(けやき)をくり抜いて1858年に製作されたもので、毎朝に行われる朝御饌祭(あさみけさい)や特定の祭典の際に使用されています。

奉納された般若の面も回廊に掲げられています。
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その2に続きます。


旅館 美保館(みほかん) その4

島根県松江市で宿泊した旅館 美保館の続きです。

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中2階の「有明の間」です。茶室風の数寄屋造りになっているそうです。

「有明の間」の障子です。
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同じく、「有明の間」の障子です。
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1階の吹き抜けから見た「有明の間」(写真右)です。
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1階の吹き抜けから2階廊下への階段です。
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1階の座敷です。
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1階の洗面所です。
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千代むすび(ちよむすび)」(鳥取県境港市千代むすび酒造)のロゴが入った鏡が!

1階吹き抜け横にあるバーカウンターです。
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朝食後のコーヒーを頂くことができます。

バーカウンターの近くに置かれていた電話交換機です。
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昔は、美保館に電話交換手を置いて地域の連絡網を担い、役場が1番、消防署が2番、美保館が3番だったそうです。美保館では今も黒電話を使用しているそうです。

<旅館 美保館(みほかん)>島根県松江市美保関町美保関570
旅館 美保館 公式ページ
JR境港駅から松江市コミュニティバス宇井渡船場行きで宇井渡船場バス停下車・美保関行きに乗り換えて美保神社入口バス停下車、またはJR松江駅から一畑バス万原線美保関ターミナル行きで美保関バスターミナルバス停下車・松江市コミュニティバス美保関行きに乗り換えて美保神社入口バス停下車、徒歩約1分


旅館 美保館(みほかん) その3

島根県松江市で宿泊した旅館 美保館の続きです。

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朝食会場になっていた旧本館2階大広間の床の間などです。元々はふすまで仕切られた4つの客室だったそうです。

違い棚上部に掛けられている書です。
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伊藤博文の書で「水廣即魚遊」と書かれています。「林深則鳥棲 水廣則魚遊(林ふかければすなわち鳥棲み、水ひろければすなわち魚遊ぶ)」の部分です。

広間の縁側からは美保関港が見えます。
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昔は道路が無く、縁側から釣りを楽しむことができたそうです。

昔の美保館の写真です。(展示パネルを撮影)
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縁側から見た美保関港です。
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奥に見える山は、大山(だいせん、鳥取県西伯郡大山町など、1,709m)です。

旧本館の見学を。大広間前から見た吹き抜けの様子です。
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別の角度から見た吹き抜けです。
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吹き抜けを囲むように廊下と部屋があります。

2階の廊下の様子です。
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2階廊下コーナーの様子です。
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2階北側の広間です。
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2階北側の広間縁側からの風景です。
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その4に続きます。