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酒蔵訪問 若鶴(わかつる)酒造 その3

富山県砺波市の若鶴酒造の続きです。

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1922年建築の若鶴大正藏です。元は仕込蔵・貯蔵蔵でしたが、2013年に創業150周年の記念事業としてリノベーションを行い、展示室やショップ・研修施設などになっています。

入口への通路には杉玉が吊るされ菰樽が置かれています。
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菰樽には仕込水が!
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自由に飲むことができます。

入口近くには煉瓦煙突がオブジェに。
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ショップの様子です。
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三郎丸蒸留所のウイスキーなどが試飲できます。
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試飲は、三郎丸蒸留所の見学者または300円で猪口を購入した方に限られます。

最初は、米焼酎。
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蔵人の置きみやげ 本格焼酎原酒 長期貯蔵
<データー>焼酎、アルコール分43~44度

次は、ウイスキー!
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十年明(じゅうねんみょう)Noir
<データー>ウイスキー、アルコール分46度

引き続き。
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サンシャインウイスキー プレミアム
<データー>ウイスキー、アルコール分40度

さらに!
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サンシャインウイスキー
<データー>ウイスキー、アルコール分37度

その4に続きます。


酒蔵訪問 若鶴(わかつる)酒造 その2

富山県砺波市の若鶴酒造の続きです。

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三郎丸(さぶろうまる)蒸留所1階にある粉砕機(モルトミル、写真右)です。ウイスキーの原料となる麦芽(モルト)を糖化しやすくなるように粉砕します。挽いたばかりのモルトは酵素力が強く、より香りのよい麦芽からの糖化が可能になるそうです。

糖化タンク(マッシュタン)です。
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粉砕したモルトと温水をタンクの中で混ぜ合わせると、麦芽に含まれる酵素によって、デンプン質が糖分に変わります(糖化)。糖化終了後、濾過すると麦汁(一番麦汁)が抽出されます。(三郎丸蒸留所は2番麦汁まで仕込に利用しています)

発酵槽(ウォッシュバック)です。
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麦汁の温度を下げて醸酵槽に移し、酵母を加えて醸酵させます。約3日で発酵が終了し、アルコール度数約7~8%の醪(もろみ、ウォッシュ)ができあがるそうです。

木製の発酵槽もあります。
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2020年から使用し、2021年に2基目を導入しています。

蓋を開けていただくと醪が見えます。
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もう一つの木製発酵槽の蓋もオープン!
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かなりの深さがあります!

蒸留器(ポットスチル)です。
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モルトウイスキーの場合、ポットスチルとよばれる銅製の単式蒸留器で、2回蒸留を行います。これを冷却・液体化させ、アルコールや香り成分を取り出し、ニューポットとよばれるウイスキー原酒をつくります。

蒸留器は、世界初の鋳造製ポットスチルです。
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地元の伝統産業である高岡銅器で製造され「ZEMON(ぜもん)」とよばれています。三郎丸蒸留所と梵鐘造りの名匠である老子(おいご)製作所(富山県高岡市)により開発されたものです。

蒸留器は分割構造で作られています。
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鋳型での鋳造となるため納期が短縮できる、部品の追加や交換が可能、ユニット化することにより事業規模に合わせて蒸留量を変えることができるなどのメリットがあるそうです。

1階にある樽貯蔵庫の様子です。
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ニューポットは、長い年月をかけて樽の中で水と酸素とアルコールが混じり合い、さらに樽の成分を吸収することで無色透明な液体から、ウイスキー特有の琥珀色に変わっていきます。

樽貯蔵庫にある樽の様子です。
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その3に続きます。


酒蔵訪問 若鶴(わかつる)酒造 その1

富山県砺波市の若鶴酒造へ、行ってきました。

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1862年に越中の豪農が加賀藩の免許を受けて酒造りを始め創業年としています。1887年頃に桜井家が継承して現在地で酒造業を営んでいたものを1910年に稲垣家に譲渡、1918年に若鶴酒造を設立しています。代表銘柄は、「若鶴」・「苗加屋(のうかや)」・「玄(げん)」です。

清酒の醸造を行っている昭和蔵です。
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写真左は1973年建築の昭和蔵鶴庫(つるくら)、写真右は1959年昭和蔵松庫(まつくら)です。かつては、鶴庫は越後杜氏が、松庫は南部杜氏が使い2派の杜氏を競い合わせていて、現在も甘さは南部流、キレのよさは越後流と、両方の特徴をかけ合わせているそうです。

昭和蔵の正面にある低温貯蔵庫です。
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昭和蔵に向かって右手に三郎丸(さぶろうまる)蒸留所があります。
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1952年にウイスキーの製造免許を取得して、1953年に「サンシャインウイスキー」の販売を開始しています。蒸留酒部門へ力を入れ出した矢先の1953年5月に蒸留室から出火し工場・原料倉庫などを全焼しますが、半年もかからない11月に再建・復興しています。

ウイスキーの貯蔵庫です。
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1960年に地名から命名した「三郎丸」を販売しています。

正面から見た三郎丸蒸留所です。
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老朽化で、2016年に「三郎丸蒸留所改修プロジェクト」を立ち上げ、クラフトファンディングに挑戦。463名から目標の2,500万円を超える支援を受け2017年に見学のできるウイスキー蒸留所として生まれ変わっています。

建物には改修支援者の名前が刻まれています。
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入口には2代目・稲垣小太郎像があります。
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1925年に父の跡を継ぎ2代目小太郎を襲名し社長に就任しています。

天井には猫?
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原料の麦芽をネズミから守るように設置されているそうです。

入口に置かれている消毒液のデザインも猫です!
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その2に続きます。


八ツ三館(やつさんかん) 後編

岐阜県飛騨市の八ツ三館の続きです。

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館内廊下の様子です。1905年建築で国登録有形文化財の招月楼、1954年建築の数寄屋造りの建物を一部リニューアルした光月楼、1997年建築で2022年11月に一部リニューアルした観月楼が迷路のようにつながっています。

今回は光月楼にある池月という和洋室に。
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写真はリビングで床は石畳(床暖房付き)です。他に和室・ベッドルーム・パウダールームがあります。

ベッドルームです。
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写真右手奥には一枚岩をくり貫いた御影石の露天風呂があります。部屋風呂は地下水の沸かし湯ですが、大浴場は流葉(ながれは)温泉(岐阜県飛騨市)から直送した運び湯です。

お楽しみの夕食タイム!(↓クリックで拡大できます)
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旬の素材を活かした料理、飛騨のものを活かした料理を心がけているそうです。

最初に、地ビール飛騨(岐阜県高山市)のクラフトビール。
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飛騨ホワイト

料理が次々と!
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「八ツ三館 利き酒セット」
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蓬莱(ほうらい)色おとこ 純米大吟醸」(岐阜県飛騨市渡辺酒造店、写真左上)
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合45%、アルコール分15度
白真弓(しらまゆみ)大吟醸」(岐阜県飛騨市蒲(かば)酒造場、写真右上)
<データー>大吟醸酒、山田錦、精米歩合40%、アルコール分16度
などなど

追加で予約していた飛騨牛にぎり寿し。
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赤ワインも!京都府船井郡京丹波町の丹波ワイン。
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TAMBA WINE LTD. AS-ROUGE
<データー>ワイン、アルコール分11度

さらに料理が次々と。
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デザートで締め。
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翌日の朝食!
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朝食会場からも庭がきれいに見えます。
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ごちそうさまでした!
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<八ツ三館(やつさんかん)>岐阜県飛騨市古川町向町1-8-27
八ツ三館 公式ページ
JR飛騨古川駅から徒歩約7分


八ツ三館(やつさんかん) 前編

岐阜県飛騨市の八ツ三館に、宿泊しました。

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江戸末期に越中八尾(富山市)からこの地に移り住んだ三五郎が、出身地である八尾の「八」と名前の「三」をとって八ツ三(やつさん)として宿を始め創業したと伝えられています。

正面玄関です。
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夜はこんな感じ。
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玄関手前、左手の庭です。
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玄関を入ったロビーの様子です。
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玄関近くの部屋でチェックイン手続き。
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くつろぎスペース「花の間」というそうです。

テーブルは火鉢付き!
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樹齢300年を超える大きな栃の木を使っているそうです。

ロビーには応接室もあります。
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宿泊者は自由に利用できるお休み処(リラクゼーションルーム)です。
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マッサージチェアーも置かれています!

マッサージチェアを利用しながら、こんな景色を眺めることができます。
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後編に続きます。


本光寺(ほんこうじ)

岐阜県飛騨市の本光寺へ、行ってきました。

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1532年に照蓮寺(しょうれんじ、岐阜県高山市)の11世・了教(りょうきょう)の法嗣(はっす、弟子)・教了(きょうりょう)が念仏道場を開いたのが始まりと伝えられ、1589年に現在地に移転、1603年に本光寺と定めています。浄土真宗本願寺派の寺院です。

山門です。
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1995年再建です。

山門を入ると参道右手に親鸞聖人像があります。
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参道を進むと右手にある鐘楼です。
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さらに参道を進むと左手に本堂があります。
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1904年の町全体が焼ける大火(古川大火)で境内は全焼し、1913年の再建です。

別の角度から見た本堂です。
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本尊は、阿弥陀如来像です。

鐘楼の近くにある「あゝ野麦峠」の文学碑です。
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山本茂実のノンフィクション「あゝ野麦峠」は、製糸業の盛んな信州に出稼ぎに行ったという多くの飛騨の若い女性たちの製糸工場での過酷な労働を描いた作品です。

境内の北西脇にまつられている秋葉大明神です。
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<本光寺(ほんこうじ)>岐阜県飛騨市古川町弐之町1-17
JR飛騨古川駅から徒歩約5分


円光寺(えんこうじ)

岐阜県飛騨市の円光寺へ、行ってきました。

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1514年にこの辺りを支配していた江馬(えま)氏の家臣・岩佐正祐が開いた念仏道場・垣株堂が始まりで、1621年に現在地に移転、1712年に円光寺に改称したと伝えられています。浄土真宗本願寺派の寺院です。

山門です。
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山門には当初の垣株堂の扁額があります。山門は金森長近(かなもりながちか)が築城した増島城の城門で、1619年に廃城となった際に移築したものです。

山門を入り参道を進むと左手にある鐘楼です。
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参道正面にある本堂です。
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1667年建築で、本尊は阿弥陀如来像です。

参道の途中右手にある庫裏です。
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門前近くにある白壁土蔵街の風景です。
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<円光寺(えんこうじ)>岐阜県飛騨市古川町殿町11-11
JR飛騨古川駅から徒歩約6分


酒蔵訪問 蒲(かば)酒造場

岐阜県飛騨市の蒲酒造場へ、行ってきました。

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1704年に初代・蒲長右衛門登安が商いを始め創業年としています。2代・幸広の時に酒造株を取得し酒造りを始めますが、その後、一時休蔵、1844年に酒造りを再開したと記録されています。代表銘柄は、「白真弓(しらまゆみ)」です。

母屋の奥に酒蔵が見えます。
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蔵見学は、残念ながら休止中です。

裏手(北)から見た蔵の様子です。
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母屋の軒先には大きな杉玉が吊るされています。
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新酒ができたばかりで、杉玉は青々としています。

取り替えられた昨年の杉玉も置かれています。
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1年経つとこんなにも色が変わるのですね!

玄関脇に置かれている菰樽です。
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母屋には、ショップが併設されています。
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玄関には通い徳利(かよいとっくり)などが展示されています。

土間がショップになっています。
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棚に並べられている商品です。
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お土産に新酒を購入。
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白真弓 やんちゃ しぼりたて生原酒 初しぼり新酒
<データー>本醸造生原酒、ひだほまれ、精米歩合60%、アルコール分18度

購入した新酒の外カバーを外すとこんな感じ。
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もう1本、にごり酒も購入。
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白真弓 とろーり 初にごり原酒 特濃新酒
<データー>本醸造原酒、ひだほまれ、精米歩合65%、アルコール分17度

<蒲酒造場(かばしゅぞうじょう)>岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
蒲酒造場 公式ページ
JR飛騨古川駅から徒歩約5分


酒蔵訪問 渡辺(わたなべ)酒造店 後編

岐阜県飛騨市の渡辺酒造店の続きです。

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母屋に併設されているショップの様子です。

試飲も可能です。
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蓬莱(ほうらい)純米吟醸 家伝手造り
<データー>純米吟醸酒、ひだほまれ、精米歩合55%、アルコール分15度

新酒を。
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蓬莱 しぼりたて新酒 吟醸生原酒
<データー>吟醸生原酒、ひだほまれ、精米歩合60%、アルコール分17度

どんどんと!
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蓬莱 純米大吟醸 赤磐(あかいわ)セブン
<データー>純米大吟醸酒、雄町、精米歩合50%、アルコール分15度

新酒のにごり酒。
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蓬莱 新酒 一番にごり
<データー>普通酒、ひだほまれ、精米歩合68%、アルコール分17度

お土産に購入した酒。
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蓬莱 幻とは、手に入らぬこと 超限定 火入れ原酒 仕込タンクNo.203
<データー>普通酒原酒、ひだほまれ、精米歩合68%、アルコール分19度

事前予約して購入した酒!地域電子通貨・さるぼぼコイン限定酒。
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蓬莱 SARUBOBO COIN Exclusive Local-based
<データー>純米大吟醸酒、精米歩合50%、アルコール分15度

<渡辺酒造店(わたなべしゅぞうてん)>岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
渡辺酒造店 公式ページ
JR飛騨古川駅から徒歩約7分


酒蔵訪問 渡辺(わたなべ)酒造店 前編

岐阜県飛騨市の渡辺酒造店へ、行ってきました。

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1732年に初代・渡邉久右衛門が「荒城屋(あらきや)」として業を起こし、5代目・久右衛門章が1870年に酒造りを始め創業年としています。代表銘柄は「蓬莱(ほうらい)」・「飛騨のどぶ」・「W (だぶりゅー)」です。

母屋です。
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ショップが併設されています。

母屋の軒先には大きな杉玉が吊るされています。
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蔵の様子です。
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以前は、事前予約制で蔵見学が行われていましたが、現在は受付を休止しています。

裏手(北)から見た蔵の様子です。
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蔵からは、もくもくと湯気が!
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きっと米を蒸している最中なのでしょう!

貯蔵庫と思われる建物です。
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この辺りは1904年に町全体が焼ける大火事があり酒蔵も全焼したそうですが、4か月後には酒造りを再開した記録があるそうです。

母屋に向かって右手にある「杜氏酛摺り(もとすり)像」です。
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「杜氏酛摺り像」下部に刻まれている文字です。
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司馬遼太郎の言葉と書で、「杜氏殿の 心澄みゆき 魂きはる(たまきわる)いのちの酛は 生れ初めけり」と刻まれています。

後編に続きます。


津島(つしま)神社 後編

奈良県磯城郡田原本町の津島神社の続きです。

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拝殿に向かって右手に豊受(とようけ)神社があります。

豊受神社です。
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豊受大御神(とようけおおみかみ)をまつっています。五穀豊穣、食糧全般を司る神です。

参道の途中、右手に厳島神社・金毘羅神社があります。
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厳島神社(写真左)・金毘羅神社(写真右)です。
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厳島神社・金毘羅神社に向かって左手奥にも境内社があります。
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写真左より祖霊社・英霊社です。

祖霊社・英霊社に向かって右手奥にある御神木です。
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御神木の横にも祠らしきものがあるのですが、「初ゑびす祭」の屋台があり確認できませんでしたが、瘡神(くさがみ)がまつられているようです。

ちゃっかり、「初ゑびす祭」の御神酒を!
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参道の途中、左手にある社務所です。
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<津島神社(つしまじんじゃ)>奈良県磯城郡田原本町大門西549
近鉄田原本駅東口から徒歩約5分


津島(つしま)神社 前編

奈良県磯城郡田原本町の津島神社へ、行ってきました。

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平安時代に荘園管理を行う寺の鎮守社として創建されたと伝えられています。江戸時代は牛頭天王(ごずてんのう)をまつり祇園社とよばれていましたが、1869年に現社名に改称しています。

鳥居から参道を進むと左手に手水舎があります。
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参道正面にある拝殿です。
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拝殿奥にある本殿です。
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主祭神は、素戔鳴命(すさのおのみこと)・櫛名田姫命(くしなだひめのみこと)です。

本殿に向かって右手に戎(えびす)神社があります。
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ちょうどこの日(2023年1/9)は、初ゑびす祭が行われていました。晴れ着姿の稚児を乗せた宝恵(ほえ)かごが町内を巡行していたそうです。

戎神社です。
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戎神社に向かって左脇には七福神が並んでいます!
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戎神社に向かって左手奥にある遥拝所です。
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西方向を向いているのですが、どこを遥拝するのかは未確認です。

後編に続きます。


和食 ダイニング拓(たく)

奈良市の「和食 ダイニング拓」へ、行ってきました。

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餅飯殿(もちいどの)センター街の中にある飲食店で、セルフで日本酒を楽しむことができます。

冷蔵ガラスケースから自由に酒を取り出します。
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この日は、奈良県御所市の油長(ゆうちょう)酒造の新年用の酒がいっぱい!おちょこ1杯(20ml)100円で、おちょこの数で勘定します。この日は、ぐい飲み1杯(70ml)300円コースで。(価格は税込)

さっそく。佐賀県鹿島市の富久千代(ふくちよ)酒造。
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鍋島(なべしま)New Moon しぼりたて生酒 純米吟醸原酒
<データー>純米吟醸生原酒、雄山錦、精米歩合50%、アルコール分16度

無料で振る舞われた粕汁!
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しかも、おかわりもOK!

岩手県紫波郡紫波町の紫波(しわ)酒造店。
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紫宙(しそら)純米大吟醸 無濾過原酒 銀河のしずく
<データー>純米大吟醸原酒、銀河のしずく、精米歩合50%、アルコール分15度
※銀河のしずくは、岩手県で開発された食用米

茨城県日立市の森島酒造。
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富士大観(ふじたいかん)青ラベル 純米新酒 美山錦 しぼりたて生
<データー>純米生酒、美山錦、精米歩合65%、アルコール分15度

奈良県天理市の増田酒造で締め。
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神韻(しんいん)純米酒 雄山錦 無濾過生原酒50
<データー>純米生原酒、雄山錦、精米歩合50%、アルコール分16~17度

お土産に購入した手作りポン酢です。
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<和食 ダイニング拓(たく)>奈良市橋本町32
和食 ダイニング拓 公式ページ
近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から徒歩約15分


長龍(ちょうりょう)ブリューパーク 樽酒の日イベント

奈良県北葛城郡広陵町の長龍ブリューパークで「樽酒の日」イベントが開催され、行ってきました。

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隣接する長龍酒造が日本酒とクラフトビールを楽しめる場として2022年3月にオープンした施設です。現在は土・日・祝のみ営業しています。

この日は「樽酒の日」に因んだイベント。
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長龍酒造は1964年に日本で最初の瓶詰樽酒として「長龍 吉野杉の樽酒」を発売し、「縁起のいい樽酒でより多くの方に笑顔になっていただきたい」との想いを込め、鏡開きが行われる日で「いい日」とも読める1月11日を「樽酒の日」としています。(2009年登録)

樽酒の振る舞い。
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長龍酒造は、1923年に飯田酒造場(奈良県天理市飯田本店、2015年廃業)より独立して大阪府八尾市に酒の小売店を開業、1963年に長龍酒造を設立し醸造を開始、1979年に広陵酒造を設立して広陵蔵で醸造を開始、1993年に合併しています。代表銘柄は、「長龍」・「ふた穂(ふたほ)」・「稲の国の稲の酒(いねのくにのいねのさけ)」です。

新年最初のイベントということで、開運おみくじが!
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小吉でした。
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気を取り直して、販売コーナーで新酒を。
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長龍 しぼりたて生原酒
<データー>普通酒生原酒、アルコール分18~19度

樽酒で仕込んだ「あさりの酒蒸し」を。
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購入したカップ酒で熱燗を。
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長龍 吉野杉の樽酒
<データー>普通酒、精米歩合70%、アルコール分15~16度

カウンターで燗酒を購入することもできます。
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追加で飲んだ燗酒。
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ふた穂 特別純米酒 雄町 2014年醸造
<データー>特別純米酒、雄町、精米歩合68%、アルコール分15~16度

<長龍(ちょうりょう)ブリューパーク 燗酒の日イベント>2023年1/7~1/9 奈良県北葛城郡広陵町南7-1
長龍酒造 公式ページ
近鉄箸尾駅から徒歩約8分


慈恩寺(じおんじ)

奈良県桜井市の慈恩寺へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、奈良時代に創建された、隣接する玉列(たまつら)神社の神宮寺であったとなど諸説あります。

石段を上がると正面にある阿弥陀堂です。
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南北朝の争乱で廃寺となり、阿弥陀堂を残すのみになっていたことから慈恩寺阿弥陀堂や神宮寺阿弥陀堂ともよばれています。

本尊の阿弥陀如来像です。
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ご住職にいただいたパンフレットを撮影したものです。平安時代後期(12世紀前半)の作と考えられています。素敵な御朱印もいただくことができます!

阿弥陀堂に向かって右手にある地蔵堂です。
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水子地蔵像・子育地蔵像がまつられています。

阿弥陀堂手前にまつられている石仏などです。
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石段脇にも小さな石仏がまつられています。
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阿弥陀堂手前にあるケヤキです。
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樹齢約800年と推定されています。

別の角度から見たケヤキです。
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落雷で大きな空洞ができていますが、元気に生きています!

玉列神社の拝殿から右手に進むと赤井谷不動堂があります。
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慈恩寺の出張所と記載があり、行場と思われます。不動明王像や薬師如来像などが安置されています。

赤井谷不動堂の手前にある堂宇です。
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堂宇にまつられている不動明王像です。
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<慈恩寺(じおんじ)>奈良県桜井市慈恩寺390
慈恩寺 公式ページ
近鉄大和朝倉駅北口から徒歩約8分


玉列(たまつら)神社 後編

奈良県桜井市の玉列神社の続きです。

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祓戸(はらえど)社からはさらに石段が続き、先に拝殿が見えます。

拝殿です。
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中央に参道がある割拝殿になっています。

拝殿の奥にある本殿です。(拝殿から奥は立入禁止)
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祭神は、玉列王子神(たまつらおおじのかみ)で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と春日大御神(かすがおおみかみ)を配祀しています。玉列王子神は大神(おおみわ)神社(奈良県桜井市)の祭神である大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の御子神とされています。

拝殿前から見た参道の様子です。
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拝殿に向かって右手に境内社が並んでいます。
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写真左より、愛宕神社・猿田彦神社・金山彦(かなやまひこ)神社です。

境内社の向かい側(対面側)にある素戔嗚神社遥拝所です。
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南約800m先にある素戔嗚神社(奈良県桜井市)の遥拝所と思われます。

拝殿へ続く石段の手前右手にある誕生石です。
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古くから「誕生さん」とよばれ子宝石として信仰されています。初宮詣の際に、この石の廻りながら「ヘイチョウ・カイチョウ」と3度唱えると元気で健やかな子に育つそうです。

誕生石の近くにある奉納演芸場です。
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3月下旬(2023年は3/26)に開催される椿祭りでは、巫女による神楽「浦安の舞」が奉納されるそうです。神楽殿ではなく演芸場とよばれているのがユニーク!

鳥居の近く、参道左手にある社務所です。
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<玉列神社(たまつらじんじゃ)>奈良県桜井市慈恩寺389
大神神社 公式ページ
近鉄大和朝倉駅北口から徒歩約8分


玉列(たまつら)神社 前編

奈良県桜井市の玉列神社へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、927年にまとめられた延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に記載がある古社です。1921年に大神(おおみわ)神社(奈良県桜井市)の境外摂社になっています。

境内手前からの様子です。
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境内は三輪山の南側の麓にあり、雄略天皇の泊瀬朝倉宮(はつせあさくらのみや)伝承地(奈良県桜井市=脇本遺跡)の近くに鎮座することから三輪山祭祀の拝所として創祀されたとの説もあります。

鳥居です。
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鳥居の扁額です。
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玉列は、タマツバキの名所で江戸時代は玉椿大明神ともよばれていた、玉を貫ねるという意味で魂貫=魂を受け継ぐなど諸説あります。

鳥居のすぐ近く、参道左手に手水舎があります。
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手水舎の近くにあるツバキの木です。
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毎年3月下旬に椿祭りが行われています。(2023年は3/26に開催予定)

ツバキです。
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手水舎近くから見た参道の様子です。
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参道は途中から石段になります。
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石段の途中、参道左手に祓戸(はらえど)社があります。
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祓戸社です。
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まずはこの社に参拝して身を清めます。

後編に続きます。


橿原(かしはら)神宮 後編

奈良県橿原市の橿原神宮の続きです。

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外拝殿に向かって左手にある神楽殿です。元は、1855年に建造された京都御所の神嘉殿で、1890年の橿原神宮創建の際に本殿とともに明治天皇から下賜されました。当初は拝殿として使用され1931年に現在地に移築、重要文化財でしたが、1993年に失火により全焼、現在の建物は1996年に再建されています。

外拝殿の手前には奉納された菰樽が積み上げられています。
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写真右の「御代菊(みよきく)」は近隣にある喜多酒造(奈良県橿原市)が醸している酒です。

南神門の南には深田池(ふかだいけ)があります。
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奈良時代に造られた溜め池といわれています。

深田池に沿って西に進むと長山(ながやま)稲荷社があります。
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橿原神宮創建(1890年)以前からこの地の地主神としてまつられていた社で、現在は橿原神宮の末社になっています。

鳥居が連なる参道を進みます。
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参道の途中、左手には手水舎があります。
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長山稲荷社拝殿です。
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拝殿の奥にある長山稲荷社本殿です。
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祭神は、宇迦能御魂神(うかのみたまのかみ)・豊宇気神(とようけのかみ)・大宮能売神(おおみやのめのかみ)です。大宮能売神は宮殿の平安を守る女神です。

授与所でいただいた「えと置物」です。
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<橿原神宮(かしはらじんぐう)>奈良県橿原市久米町934
橿原神宮 公式ページ
近鉄橿原神宮前駅から一の鳥居まで徒歩約8分、外拝殿まで徒歩約14分)


橿原(かしはら)神宮 前編

奈良県橿原市の橿原神宮へ、行ってきました。

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初代天皇の神武(じんむ)天皇の宮があったとされる地に神宮を創建したいという民間有志の請願を受けて感銘した明治天皇(第122代天皇)が、1890年に創建しています。

一の鳥居です。
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3年ぶりに行動制限のない年末年始で、大みそかから3日までに129万人もの参拝者があり過去最多だったそうです。(従来は2020年の121万人)

一の鳥居から参道を進むと神橋があり、先に二の鳥居があります。
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二の鳥居から参道を進むと左手に手水舎があります。
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手水舎の近くにある南神門です。
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南神門から参道を進むと左手にある外拝殿(げはいでん)です。
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外拝殿に飾られている大絵馬です。
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毎年11月末頃に翌年の干支が描かれた絵馬が飾られます。高さ約4.5m・幅約5mで畳約14枚分の大きさです。

外拝殿から見た内拝殿(ないはいでん)です。
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2023年1/7まで内拝殿前の外院斎庭(げいんのゆにわ)での参拝が可能でした。

外院斎庭から見た外拝殿です。
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内拝殿です。
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内拝殿の奥には幣殿(へいでん)・本殿があります。本殿は1855年建築の京都御所賢所(内侍所)が下賜されて移築したもので重要文化財です。祭神は、神武天皇・媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめ、神武天皇皇后)です。

後編に続きます。


葛城一言主(かつらぎひとことぬし)神社 その3

奈良県御所市の葛城一言主神社の続きです。

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拝殿に向かって右手奥に一言主稲荷神社があります。

一言主稲荷神社の鳥居の手前、左手に手水舎があります。
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一言主稲荷神社です。
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一言主稲荷神社の手前、左手にある宝来石です。
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昔、砂金が取れたと伝わり、祈願すると金運が良くなるといわれています。

一言主稲荷神社に向かって右手には境内社が並んでいます。
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一言主稲荷神社に向かって右手にあるる市杵島神社(写真左)です。
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市杵島神社に向かって右隣は天満神社(写真中央)です。

天満神社に向かって右隣にある住吉神社(写真中央)です。
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住吉神社に向かって右隣にある八幡神社・神功皇后社です。
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境内社の手前にある雄略(ゆううりゃく)天皇(第21代天皇)像です。
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2020年に建立されたものです。

授与所では「一陽来復守り」を授かることができます。
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1482年に行った神事で神託があり、境内の南天樹に一陽来復(難転、魔滅)の願いをこめお守りとして人々に配ったところ、大いにに栄えたと伝わる特別秘伝のお守りです。幸運が巡ってくる、金銀経済で融通無礙の力を得りことができる、難儀に遭遇するときはその魔を滅し福に転じると祈祷されているそうです。毎年、冬至の日の2日前から節分の日まで授かることができます。

授かった「一陽来復守り」です。
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冬至の日・大晦日・節分の日のいずれかの日の夜中12時に、前面が恵方に向かうよう玄関内の高い場所にまつります。肌守り(小さいお守り)は各自が持ちます。(肌守りは家族の人数分授与してもらえます)

<葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)>奈良県御所市森脇432
葛城一言主神社 公式ページ
近鉄御所駅からひまわり号(御所市コミュニティバス)西コース森脇バス停から徒歩約7分、近鉄御所・JR御所駅から徒歩約50分


葛城一言主(かつらぎひとことぬし)神社 その2

奈良県御所市の葛城一言主神社の続きです。

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拝殿です。祭神は、葛城之一言主大神(かつらぎのひとことぬしのおおかみ)と幼武尊(わかたけるのみこと=雄略天皇)です。

拝殿の扁額です。
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拝殿内の様子です。
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拝殿の手前、左手にあるご神木の銀杏(いちょう)です。
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樹齢約1,200年ともいわれている古木です。

ご神木の銀杏です。
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幹の途中から乳房のようなものが出ていることから乳銀杏(ちちいちょう)とよばれ、この木に祈願すると子どもを授かり乳がよく出ると伝えられています。

拝殿に向かって右手に蜘蛛塚(くもつか)があります。
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蜘蛛塚を覆っている樹木にも雪が積もっています。

蜘蛛塚です。
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二の鳥居の近くにあるものと同様、神武天皇との戦いに敗れた豪族(先住民で土蜘蛛の蔑称)を捕らえ、怨念が復活しないように頭、胴、足を分けて埋めたとされているものです。

蜘蛛塚の近くにある「至福の像」です。
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彫刻家・石田光男氏の作で、像の頭をなでるとボケ除けになるとか。

その3に続きます。


葛城一言主(かつらぎひとことぬし)神社 その1

奈良県御所市の葛城一言主神社へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明です。古事記では雄略天皇が葛城山で狩りをしていた時に、天皇と同じ姿をした一言主神(ひとことぬしのかみ)が現れたと伝えられ、社伝では一言主神が現れた場所が鎮座地で、雄略天皇とともにまつったとされています。写真は一の鳥居です。

一の鳥居から進むと徒歩約5分で二の鳥居に着きます。
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この日は、久しぶりに雪がうっすらと。

二の鳥居から参道を進むと左手に蜘蛛塚(くもつか)があります。
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神武天皇との戦いに敗れた豪族(先住民で土蜘蛛の蔑称)を捕らえ、怨念が復活しないように頭、胴、足を分けて埋めたといわれています。拝殿に向かって右手にもあるほか、高天彦(たかまひこ)神社(奈良県御所市)にもあります。

参道途中から見た境内の様子です。
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二の鳥居から進むと境内に着きます。
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参道を進むと右手にある手水鉢です。
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さらに進むと参道右手に祓戸(はらえど)社があります。
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まずはこの社に参拝して身を清めます。(駐車場から拝殿に向かう途中にも祓戸社があります)

祓戸社から先は石段が続き、あがると拝殿前に着きます。
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石灯籠にも雪が積もっています!

その2に続きます。


酒とチーズと自由とENERGY 後編

大阪市北区の「酒とチーズと自由とENERGY」の続きです。

引き続き飲みます。群馬県利根郡川場村の土田酒造。
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シン・ツチダ 完全無添加醸造 2021BY
<データー>特定名称表記無し、精米歩合90%、アルコール分16度

和歌山県海南市の平和酒造。赤米を使用した酒。
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赤 紀土-KID-(きっど)
<データー>普通酒、五百万石・赤米、精米歩合55%(赤米は100%)、アルコール分13度

栃木県さくら市のせんきん。
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仙禽(せんきん)雪だるま
<データー>特定名称表記無し生酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分13度

福島県喜多方市の夢心酒造。
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夢心(ゆめこころ)純米無ろ過生原酒 中垂れ おりがらみ
<データー>純米生原酒、夢の香、精米歩合60%、アルコール分16度

石川県珠洲市の宗玄酒造。
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宗玄(そうげん)Samurai Prince 純米酒
<データー>純米酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分15度

福島県双葉郡浪江町の鈴木酒造店。
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磐城壽(いわきことぶき)純米吟醸酒 大漁祝 紺碧
<データー>純米吟醸酒、コシヒカリ、精米歩合55%、アルコール分15度

三重県名張市の木屋正(きやしょう)酒造。
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而今(じこん)特別純米 無濾過生
<データー>特別純米生酒、五百万石・山田錦、精米歩合60%、アルコール分16度

滋賀県長浜市の冨田酒造。
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七本鎗(しちほんやり)低精白純米 2018BY
<データー>純米酒、玉栄、精米歩合80%、アルコール分16度

福島県大沼郡会津美里町の白井酒造店。
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風が吹く(かぜがふく)青ラベル 山廃仕込 純米生酒 中取り
<データー>純米生酒、五百万石、精米歩合55%、アルコール分18度

長野県南佐久郡佐久穂町の高橋助作(たかはしすけさく)酒造店で締め。
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松尾(まつお)純米吟醸 斑尾(まだらお)山恵錦 生貯蔵酒
<データー>純米吟醸酒、山恵錦、精米歩合58%、アルコール分15.5度

<酒とチーズと自由とENERGY>大阪市北区天神橋5-5-28 CIELBLUE 2F
酒とチーズと自由とENERGY 公式ページ
阪急・大阪メトロ天神橋筋六丁目駅12番出口から徒歩約3分、JR天満駅から徒歩約6分

酒とチーズと自由とENERGY 前編

大阪市北区の「酒とチーズと自由とENERGY」へ、行ってきました。

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時間制でセルフで日本酒を楽しむことができる日本酒バーです。フードは持ち込み自由です。

さっそく開始!秋田県仙北郡美郷町の栗林酒造店。
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春霞(はるかすみ)木の葉ラベル
<データー>純米酒、美郷錦、精米歩合80%、アルコール分16度

福井県鯖江市の加藤吉兵衛商店。
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梵(ぼん)GOLD 無濾過 純米大吟醸 山田錦
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合50%、アルコール分15度

福島県河沼郡会津坂下町の曙酒造。
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一生青春(いっしょうせいしゅん)本醸造
<データー>特別本醸造酒、夢の香、精米歩合50%、アルコール分16度

和歌山県海南市の平和酒造。
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平和どぶろく(へいわどぶろく)prototype#3
<データー>濁酒(その他の醸造酒)、にこまる、アルコール分9度

滋賀県長浜市の冨田酒造。
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七本鎗(しちほんやり)冬季限定 純米 活性にごり酒
<データー>純米生酒、玉栄、精米歩合60%、アルコール分16度

福島県会津若松市の宮泉銘醸。
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會津 宮泉(あいづ みやいずみ)熟成 純米吟醸 秋あがり 2021BY
<データー>純米吟醸酒、精米歩合50%、アルコール分16度

福島県大沼郡会津美里町の男山酒造店。
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会津男山(あいづおとこやま)純米酒 わ
<データー>純米生酒、夢の香、精米歩合60%、アルコール分16度

燗酒もセルフで自由に!
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福島県西白河郡矢吹町の大木代吉本店(おおきだいきちほんてん)を燗酒で。
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自然郷(しぜんごう)円融純米 無濾過無加水
<データー>特別純米原酒、夢の香、精米歩合60%、アルコール分15度

奈良県御所市の油長(ゆうちょう)酒造を燗酒で。
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風の森(かぜのもり)ALPHA 1
<データー>純米生原酒、秋津穂、精米歩合70%、アルコール分14度

後編に続きます。


長龍(ちょうりょう)ブリューパーク

奈良県北葛城郡広陵町の長龍ブリューパークへ、行ってきました。

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長龍酒造は、1923年に飯田酒造場(奈良県天理市飯田本店、2015年廃業)より独立して大阪府八尾市に酒の小売店を開業、1963年に長龍酒造を設立し醸造を開始、1979年に広陵酒造を設立して広陵蔵で醸造を開始、1993年に合併しています。代表銘柄は、「長龍」・「ふた穂(ふたほ)」・「稲の国の稲の酒(いねのくにのいねのさけ)」です。長龍ブリューパークは、日本酒とクラフトビールを楽しめる施設として2022年3/19にオープンしています。現在は土・日・祝のみ営業しています。

この日のドリンクメニューです。(↓クリックで拡大できます)
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内容は週ごとに変わります。

期間限定で2階のテラスにコタツ席が設けられています。
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コタツで、鍋と酒を楽しむことができます。
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利用は事前予約が必要です。1名2,500円(税込)で、ちゃんこ鍋か酒粕鍋を選ぶことができます。(1組4名以下、1日8組まで、2時間制)

材料が届いて鍋の準備を!
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まずはクラフトビールを。
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写真上 左より、「Third」 「GRAPE ALE
写真下 左より、「IPA」 「山わらうエール」(奈良県吉野郡天川村銭谷小角堂)

この日のスペシャルビールも。
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酒とイチゴのスムージーサワー

鍋、オープン!
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燗酒を購入することもできます。
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2種類用意されているので呑み比べを。1種類目。
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稲の国の稲の酒 特別純米酒 2014年醸造
<データー>特別純米酒、露葉風、精米歩合65%、アルコール分15~16度

2種類目。
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ふた穂 特別純米酒 雄町 2014年醸造
<データー>特別純米酒、雄町、精米歩合68%、アルコール分15~16度

事前予約していて、この日受け取った酒です。
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長龍 蔵開き限定 初しぼり 純米無濾過原酒 うすにごり
<データー>純米原酒、キヌヒカリ、精米歩合68%、アルコール分17~18度

2023年1/7~1/9に「樽酒の日」イベントが開催されます。
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長龍酒造は1964年に日本で最初の瓶詰樽酒として「長龍 吉野杉の樽酒」を発売しています。「縁起のいい樽酒でより多くの方に笑顔になっていただきたい」との想いを込め、鏡開きが行われる日で「いい日」とも読める1月11日を「樽酒の日」としています。(2009年登録)

<長龍(ちょうりょう)ブリューパーク>奈良県北葛城郡広陵町南7-1
長龍酒造 公式ページ
近鉄箸尾駅から徒歩約8分


謹賀新年

まだまだ続く、新年の酒三昧。

滋賀県湖南市の竹内酒造。
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香の泉(かのいずみ)ほのか 純米大吟醸 山廃仕込
<データー>純米大吟醸酒、日本晴、精米歩合50%、アルコール分13.7度


謹賀新年

新年の酒三昧を引き続き。

奈良県御所市の油長(ゆうちょう)酒造。
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風の森(かぜのもり)秋津穂 特別栽培米
<データー>純米生原酒、秋津穂、精米歩合85%、アルコール分16度


謹賀新年

新年4日目は長野酒の飲み比べ。

長野県上田市の和田龍酒造。(製造所は長野県千曲市の長野銘醸)
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和田龍登水(わだりゅうとすい)純米吟醸 山恵錦 生酒
<データー>純米吟醸生酒、山恵錦、精米歩合49%、アルコール分15度

原料米違いでもう1杯。
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和田龍登水 純米吟醸 美山錦 生酒
<データー>純米吟醸生酒、美山錦、精米歩合49%、アルコール分15度

裏ラベル。
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創業1887年の和田龍酒造は、1973年に効率化・集約化の流れで自醸を止め、他の蔵で製造を行い蔵では瓶詰を行うスタイルに変更。2000年頃に自醸の再開を計画したところ、清酒製造免許を返納してしまっていことが分かり自醸を断念(新規の清酒製造免許は現在のところ許可されない)、親族の長野銘醸の蔵に社長自らが足を運び製造に携わっています。


謹賀新年

新年3日目は、箱根駅伝を見ながらスパークリングワインを。

アルゼンチンのPascual Toso (パスカル・トソ)。
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Toso Brut Chardonnay(トソ・ブリュット シャルドネ)
<データー>スパークリングワイン、アルコール分11.5度


謹賀新年

新年2日目、箱根駅伝を見ながら1杯。

滋賀県湖南市の竹内酒造。
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香の泉(かのいずみ)150周年記念酒 特別純米
<データー>特別純米酒、精米歩合60%、アルコール分16度