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継松寺(けいしょうじ)

三重県松阪市の継松寺へ、行ってきました。

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743年に聖武(しょうむ)天皇(第45代天皇)の勅願で行基(ぎょうき)が創建し、1612年に松坂藩2代藩主・古田重治(ふるたしげはる)により現在地に移されたと伝えられています。

山門(表門)です。
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750年に洪水で堂宇が流出しますが、海中から本尊を拾い上げた漁師・三津五郎右衛門がお告げを聞いて出家し、継松法師となり寺を再興したことから継松寺になったと伝えられています。

山門から参道を進むと右手に手水舎があります。
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参道の左手にある鐘楼堂です。
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梵鐘は1639年作です。

さらに参道を進むと本堂手前に香炉堂があります。
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参道の正面にある本堂です。
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本尊は、如意輪観音菩薩像です。聖武天皇が42歳の厄年の際に、本尊を宮中にまつって祈願した後、再び安置したことから厄除け観音として信仰されています。

本堂に向かって左隣にある大師堂です。
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1763年建築です。

大師堂手前の香炉堂内にある銅香炉です。
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江戸時代の書家・韓天寿(かんてんじゅ)が銘文を書いたもので、松阪の豪商・小津家が1777年に寄進しています。

大師堂の手前、鐘楼堂の隣にある稲荷堂です。
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1851年に弁財天をまつる鎮守堂として建立されましたが、いつのころからか弁財天は本堂に移され、稲荷神をまつる堂となったそうです。

参道の右手にある納経塔です。
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納経塔の近くにある小堂です。
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石仏がまつられています。

参道の右手にまつられている如意輪観音像と地蔵菩薩像です。
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参道の右手にある書院です。
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1629年建築と伝えられています。

大師堂の奥にある裏門(赤門)です。
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<継松寺(けいしょうじ)>三重県松阪市中町1952
JR・近鉄松阪駅南口から徒歩約5分


みろく院 善福寺(ぜんぷくじ)

三重県松阪市のみろく院 善福寺へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、行基(ぎょうき)が創建し773年に勤操(ごんそう)が再興したと伝えらえています。1588年に蒲生氏郷(がもううじさと)が松坂城を築城する際に現在地に移転しています。明治の神仏分離までは、隣接する牛頭天王社(ごずてんのうしゃ、現・八雲神社)の別当寺でした。写真は山門です。

山門を入ると左手に手水鉢があります。
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参道を進むと正面にある本堂です。
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本尊は薬師如来像です。薬師如来は疫病を司る牛頭天王という神となり民衆を救うという教えがあり、明治時代までは牛頭天王社の本殿に牛頭天王と薬師如来がまつられていたそうです。

本堂に向かって左隣に水かけ不動明王像がまつられています。
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水かけ不動明王像の奥にある護摩堂です。
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本堂に向かって左手にある大師堂です。
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大師堂に向かって左隣に続く庫裏です。
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本堂の手前、参道右手にある庚申堂です。
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庚申堂内にまつられている石仏です。
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庚申堂に向かって右手にまつられている地蔵菩薩像です。
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地蔵菩薩像に向かって右手にある奉納経塔です。
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参道の途中、右手に四国八十八所お砂踏み霊場があります。
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四国八十八所お砂踏み霊場の右手に「辛抱の木」があります。
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石の割れ目から木が生えています。

四国八十八所お砂踏み霊場の右手にある弘法大師像です。
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参道の途中、左手に鎮守社があるのでしょうか。
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建設中で未確認です・・。

<みろく院 善福寺(みろくいん ぜんぷくじ)>三重県松阪市日野町701
JR・近鉄松阪駅南口から徒歩約4分


八雲(やくも)神社 後編

三重県松阪市の八雲神社の続きです。

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拝殿に向かって右手に唐破風のある社殿があります。

社殿内には多くの末社などがまつられています。
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写真左より、八幡神社・白粉町山神・多賀神社です。

多賀神社に向かって左隣にある中町山神・住吉神社・熊谷稲荷神社です。
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唐破風のある社殿に向かって右手に隣接してさらに社殿があります。
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こちらの社殿内にも多くの末社がまつられています。
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写真左より、桜木社・蛭子社・大国社・薬祖神・浅間神社・開運稲荷社・天満宮・猿田彦社がまつられています。

唐破風のある社殿に向かって右手にある神宮遥拝所です。
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神宮遥拝所に向かって左隣にある水天宮です。
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水天宮に向かって左手には、多くの山神がまつられています。
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拝殿の手前、参道の右手にある社務所です。
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<八雲神社(やくもじんじゃ)>三重県松阪市日野町690
JR・近鉄松阪駅南口から徒歩約4分


八雲(やくも)神社 前編

三重県松阪市の八雲神社へ、行ってきました。

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870年に諸国に疫病が流行した際に、京都祇園社(1868年に八坂神社と改称、京都市東山区)より勧請したと伝えられ、1588年に蒲生氏郷(がもううじさと)が松坂城を築城する際に現在地に遷座しています。江戸時代までは牛頭天王(ごずてんのう)社、祇園社などとよばれていましたが、明治の神仏分離で牛頭天王という社号が禁止されたため、現社名に改称しています。

参道を進むと天王門と記された扁額がある門があります。
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天王門から参道を進むと左手に手水舎があります。
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手水舎に向かって右手には神馬舎があります。
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さらに参道を進むと鳥居があり、奥に拝殿が見えます。
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拝殿です。
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祭神は、建速須佐之男命(たてはやすさのおのみこと)・櫛名田比売命(くしなだひめのみこと)です。

拝殿の扁額です。
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拝殿に向かって右隣に鳥居が並び、社殿内に多くの末社があります。
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向かって左側の鳥居の正面には福徳稲荷社があります。
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福徳稲荷社に向かって左には氏子町会の山神がまつられています。
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写真左より、平生町山神・新町山神・日野町山神・湊町山神です。

後編に続きます。


酒蔵訪問 新良(にら)酒造

三重県松阪市の新良酒造へ、行ってきました。

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1868年頃創業と伝えられ、代表銘柄は「夢窓(むそう)」です。

蔵の南側です。煙突が印象的。
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別の角度から見た蔵の外観です。
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蔵の北側の様子です。
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母屋です。
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玄関先には杉玉が吊るされています。
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残念ながら、この日はお留守・・。

母屋に向かって左手の建物です。
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薄く「東海 千代乃松(とうかい ちよのまつ)」の文字が見えます。(写真右)以前、醸していた銘柄のようです。

拡大した看板部分です。
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近隣の酒店なども寄ってみましたが、残念ながら酒は入手できませんでした・・。

<新良酒造(にらしゅぞう)>三重県松阪市大黒田町130
JR・近鉄松阪駅から徒歩約24分、JR・近鉄松阪駅から三重交通バス道の駅飯高駅行きで大黒田小林バス停下車徒歩約5分


宅春日(やけかすが)神社

奈良市の宅春日神社へ、行ってきました。

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768年に春日大社(奈良市)の社殿が造営され枚岡(ひらおか)神社(大阪府東大阪市)から天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)を迎える際に、この地に仮殿を造ってまつっていたと伝えられています。1767年に里人が社殿を造営し天児屋根命・比売神を産土神としてまつったのが始まりとされています。「宅」がつくのは、大宅郷という地名、大宅という役所名、大宅寺という寺の名など諸説ありますが詳細は不明です。

鳥居の手前右手に手水鉢があります。
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鳥居の手前にある狛犬です。
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角ばっていて、愛嬌があるような感じです。

鳥居から進むと割拝殿があります。
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割拝殿を抜けると幣殿(へいでん)があります。
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幣殿の奥には、玉垣に囲まれて鳥居・本殿があります。
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別の角度から見た本殿です。
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祭神は、天児屋根命・比売神です。

本殿に向かって左手に山の神社があります。
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山の神社です。
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山の神社に向かって左手にある建物です。
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烹炊所(ほうすいしょ)と書かれた札がかかっています。神饌所のようなものでしょうか。

拝殿に向かって左手にあるご神木です。
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拝殿に向かって右手にある社務所です。
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<宅春日神社(やけかすがじんじゃ)>奈良市白毫寺町116
JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス122・123・124系統北野方面行で白毫寺バス停下車徒歩約5分


酒蔵訪問 今西清兵衛(いまにしせいべえ)商店 後編

奈良市の今西清兵衛商店の続きです。

引き続き、きき酒を。3種類目。
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春鹿(はるしか)極味(ごくみ)本醸造
<データー>本醸造酒、ヒノヒカリ、精米歩合65%、アルコール分15度

4種類目。
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春鹿 純米酒 旨口四段仕込
<データー>純米酒、ヒノヒカリ、精米歩合70%、アルコール分16度

5種類目。
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春鹿 純米大吟醸 南都極上諸白(なんとごくじょうもろはく)
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合50%、アルコール分15度

奈良漬けの試食も。
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おまけの6種類目。
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春鹿 発泡清酒 ときめき
<データー>発泡清酒(発泡性①)、精米歩合70%、アルコール分6.5度

特別に試飲させていただいた限定品の酒。
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春鹿 超辛口 純米酒 中取り 熟成 生原酒
<データー>純米生原酒、五百万石、精米歩合60%、アルコール分18度

もう1つ、特別に。
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春鹿 純米 秘蔵古酒 2006BY
<データー>純米酒、ヒノヒカリ、精米歩合58%、アルコール分18度

きき酒終了後に、4色のきき酒グラスから1つを選んで持ちかえります。
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<今西清兵衛(いまにしせいべえしょうてん)商店>奈良市福智院町24-1
今西清兵衛商店 公式ページ
近鉄奈良駅から徒歩約15分、JR京終(きょうばて)駅から徒歩約18分、JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス天理行き福智院町バス停下車徒歩約2分


酒蔵訪問 今西清兵衛(いまにしせいべえ)商店 前編

奈良市の今西清兵衛商店へ、行ってきました。

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1884年創業で、代表銘柄は「春鹿(はるしか)」です。写真は事務所棟でショップが併設されています。

玄関を入ると菰樽が置かれています。
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ショップには酒がズラリ。
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酒器や前掛けなどのグッズも販売されています。

きき酒コーナーもあります。
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クリアシールドを導入し感染予防の対策をして実施しています。

きき酒グラスを購入(500円(税込))すると5種類のきき酒ができます。
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きき酒の内容は、定期的に替わります。

1種類目。
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春鹿 超辛口 純米酒
<データー>純米酒、五百万石、精米歩合58%、アルコール分15度

2種類目。季節限定酒。
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春鹿 純米吟醸 生原酒 零下二百十日熟成
<データー>純米吟醸生原酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分16度

仕込水(酒を醸すときに使用する水)を飲んで少し休憩。
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後編に続きます。


天橋立(あまのはしだて)神社

京都府宮津市の天橋立神社へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、南北朝時代の「慕帰絵詞(ぼきえことば)」に描かれた天橋立の図や室町時代に活躍した雪舟(せっしゅう)が描いた「天橋立図」に社殿が描かれていることから、それ以前に鎮座していたと考えられています。

天橋立の中(北砂州)に鎮座しています。
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阿蘇海に面して鳥居があります。写真は天橋立観光船から撮影したものです。

境内の鳥居です。
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阿蘇海に面した鳥居を一の鳥居とすると二の鳥居になります。

鳥居の手前左手に「磯清水(いそしみず)」と刻まれた石碑があります。
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磯清水です。天橋立神社の手水舎です。
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手水鉢です。
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両側が海に面する天橋立の中にありながら少しも塩味を含んでいない真水で、名水百選の1つです。(「湧き水ですので引用はご遠慮いただき、この清水を手水としてのみご利用ください」との注意書きあり)

鳥居から進むと正面にある本殿です。
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祭神は、明治時代の京都府神社明細帳では伊弉諾冊命(いざなぎのみこと)とされていますが、江戸時代以前は豊受大神(とようけのおおかみ)だったようです。

別の角度から見た本殿です。
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1907年再建です。

本殿に向かって右手、瑞垣の外にある灯籠です。
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境内の鳥居に向かって手前右手にある大砲です。
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1923年に海軍思想普及のため置かれたもので、元は日露戦争で活躍した軍艦春日(かすが)に搭載されたようです。

<天橋立神社(あまのはしだてじんじゃ)>京都府宮津市文殊643-1
京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩約15分


天橋立(あまのはしだて)

京都府宮津市の天橋立へ、行ってきました。

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宮津湾と内海の阿蘇海(あそかい)を南北に隔てる砂州(さす)です。沿岸流によって運ばれた砂が堆積して形成された嘴(くちばし)状の地形・砂嘴(さし)で対岸まで達したり付近にまで至ると砂州とよばれます。全長約3.6㎞、幅は広いところで170m、狭いところで20mで、天に架かる橋のように見えることから天橋立とよばれています。

廻旋橋(かいせんきょう)です。
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天橋立は北砂州(大天橋)と南砂州(小天橋)に分かれていて、陸地(文殊地区)と南砂州にかかる橋です。

別の角度から見た廻旋橋です。
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船を通すために、橋桁を軸にして90度回転します。写真左が南砂州、右が陸地側です。手前が阿蘇海で、奥が宮津湾につながっています。文殊水道(天橋立運河)とよばれています。

廻旋橋を渡ると天橋立(南砂州)に着きます。
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「特別史跡 天橋立」の石碑があります。
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日本の3つの名勝地・日本三景の1つです。(他に宮島(広島県廿日市市)・松島(宮城県東松島市など))

さらに進むと大天橋があります。
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北砂州と南砂州に架かる橋です。

北砂州の宮津湾側の風景です。
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与謝野寛(よさのひろし=鉄幹)・晶子(あきこ)夫婦の歌碑があります。
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「小雨はれみどりとあけの虹ながる与謝の細江の朝のさざ波 寛」(写真右)、「人おして回旋橋のひらく時くろ雲うごく天の橋立 晶子」と刻まれています。与謝野寛の父が丹後与謝野町出身で、天橋立にもたびたび来ていたそうです。

北砂州も松林が続きます。
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天橋立傘松公園から見た天橋立です。
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写真奥が文殊地区側です。

天橋立傘松公園には冠島沓島(かんむりじま くつしま)遥拝所があります。
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籠(この)神社(京都府宮津市)の海の奥宮で、籠神社の祭神・彦火明命(ほあかりのみこと)と市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)が降臨して夫婦となった神聖な島といわれています。

遥拝所から見た冠島(写真右)と沓島(写真左)です。
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<天橋立(あまのはしだて)>京都府宮津市文珠など
京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩約5分(回旋橋まで)


智恩寺(ちおんじ) 後編

京都府宮津市の智恩寺の続きです。

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境内の東側、海岸沿いに知恵の輪とよばれる石灯籠があります。石の輪を3回くぐると文殊の知恵を授かるといわれていますが、台でも置かないと無理なので頭だけを3回出し入れするといいとか・・。対岸の松並木は天橋立です。

本堂に向かって左隣にある無相堂(むそうどう)です。
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江戸時代後期建築と言われています。

無相堂に向かって左手にある観音堂です。
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山門を入って参道の左手にある多宝塔です。
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1501年建築で重要文化財です。

多宝塔の西側にある妙音殿(みょうおんでん)です。
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吉祥弁才天がまつられています。

多宝塔近くにある宝篋印塔(ほうきょういんとう)です。
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1611年の銘があり、戦国時代から江戸時代初期にかけての鉄砲の名手といわれる稲富祐直(いなとりすけなお=稲富一夢斎(いちむさい))の墓と伝えられています。

本堂の手前、参道右手にある宝篋印塔です。
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鎌倉時代作で、和泉式部の歌塚(供養塔)と伝えられています。

和泉式部の歌塚の近くに小さな門があります。
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小さな門の奥には歴代住職の墓が並んでいます。
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歴代住職の墓の近くにある地蔵石仏です。
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近くに地蔵石仏が他に2体あります。

<智恩寺(ちおんじ)>京都府宮津市字文珠466
智恩寺 公式ページ
京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩約5分


智恩寺(ちおんじ) 前編

京都府宮津市の智恩寺へ、行ってきました。

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808年に平城(へいぜい)天皇(第51代天皇)の勅願寺として創建されたと伝えられています。写真は山門で1767年再建で、債権の際に後桜町(ごさくらまち)天皇(第117代天皇)から黄金を下賜されたことから黄金閣ともよばれれています。

山門の扁額です。
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山門の上層には、釈迦如来像や十六羅漢像を安置しているそうです。

山門の手前、右手には地蔵石仏がまつられています。
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山門を入って参道を進むと左手にある手水鉢です。
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1290年に鋳造された鉄湯船(てつゆぶね)を転用したものです。元は興法寺(こうほうじ、京都府京丹後市)の湯屋で僧の湯船として使用されていたものと考えられています。

参道正面にある本堂(文殊堂)です。
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旧地名から「切戸(きれと)の文殊堂」ともよばれています。本尊は文殊菩薩像は鎌倉時代作で重要文化財です。日本三文殊の1つ(他に阿倍文殊院(あべもんじゅいん、奈良県桜井市)・大聖寺(だいしょうじ、山形県東置賜郡高畠町))で、「知恵の文殊」ともよばれています。秘仏ですが、1/1~1/3・1/10・7/24の年5日のみ開帳されます。

本堂の奥にある方丈です。
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1841年再建です。

本堂に向かって右手にある鐘楼です。
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1881年建築です。

本堂に向かって右隣にある鐘楼門です。
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1722年建築です。鐘楼門の奥に庫裏があります。

鐘楼の近くにある小堂です。
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鎮守社と思われますが、未確認です。

鎮守社の近くにある霊木です。
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文殊に通づることから文樹(もんじゅ)と名付けられています。

本堂に向かって右手、海の手前にある鎮守堂です。
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元は海に浮かぶ島にあったものを入江の埋め立てのため、現在地に移したものです。

後編に続きます。


成相寺(なりあいじ) その3

京都府宮津市の成相寺の続きです。

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本堂に向かって右手に十王堂(じゅうおうどう)があります。

十王堂内部、向かって左側に孔雀(くじゃく)明王像が安置されています。
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十王堂内部、向かって右側には閻魔(えんま)大王像が安置されています。
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十王堂に向かって左手にある熊野権現社です。
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熊野権現社です。
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1676年建築で、成相寺に現存する最古の建築物です。

本堂へ向かう石段の途中左手にある観音堂です。
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西国三十三所の観音像がまつられ、この同を参拝すると、西国三十三所を巡るのと同じ功徳があるそうです。

観音堂の手前右手に一願一言地蔵がまつられています。
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1361年作で「ひとことのじぞう」と読むそうです。一つの願いを一言でお願いすると、必ず叶えてくれるそうです。

本堂への石段の手前にある五重塔です。
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1998年建築ですが、鎌倉時代の建築様式を復元しています。

五重塔近くから見た風景です。
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<成相寺(なりあいじ)>京都府宮津市成相寺339
成相寺 公式ページ
京都丹後鉄道宮津駅または天橋立駅から丹後海陸交通バス伊根線で天橋立ケーブル下バス停下車→天橋立ケーブルカーで傘松公園→成相寺登山バス


成相寺(なりあいじ) その2

京都府宮津市の成相寺の続きです。

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石段を上がっていくと、本堂が見えてきます。

石段を上がると左手にある手水鉢です。
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1290年作の鉄湯船(てつゆぶね)を転用したもので、重要文化財です。もとは湯屋で湯船として使用していたもので、直接入るのではなく湯釜で沸かした湯を入れ、かかり湯をするために用いられていたと考えられ、後には薬湯を沸かしてけがや病気の人の治療に使われていたそうです。

本堂です。
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1774年建築です。元はもっと山の上に建てられていたそうですが、1400年に山崩れがあり現在地へ移転したそうです。

本堂内の様子です。
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本尊は聖(しょう)観音菩薩像(平安時代作)で、原則33年に1度開扉されます。西国三十三所の第28番札所です。一人の僧が、雪深い堂で修業中の際に餓死寸前となり、食べ物をお恵み下さいと本尊に祈ると、外に傷ついた鹿が倒れているのに気づき、肉食禁止の戒律を破って食べてしまいます。雪が消え里人が堂に入ると本尊の腿が切り取られ木片が散乱しています。知らされた僧は本尊が身代わりとなって助けてくれたと悟り、木片を集めて腿につけると元の通りになったことから、「願う事成り合う寺、成合(相)寺」と名付けられたといわれています。

本堂内にかかる左甚五郎作の「真向(まむき)の龍」です。
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移動してもずっと目が合うそうです。

本堂に向かって左手に御詠歌の石碑があります。
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「波の音 松のひびきも成相の 風ふきわたす 天の橋立」と刻まれています。

御詠歌の石碑に向かって左手にある楽寿観音像です。
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楽寿観音像の奥にはたくさんの石仏が。
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本堂の手前、左手にある慈母観音像(写真左)と身代地蔵像です。
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身代地蔵像に向かって右手に並ぶ石仏です。
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その3に続きます。


成相寺(なりあいじ) その1

京都府宮津市の成相寺へ、行ってきました。

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704年に文武(もんむ)天皇(第42代天皇)の勅願で、真応(しんおう)上人が開山したと伝えられています。

山門前まではバスがあります。
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丹後海陸交通の成相寺登山バスで、天橋立傘松公園から乗車できます。(入山料込みで大人1,120円)

石段の先に山門(仁王門)があります。
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山門の扁額です。
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山門に向かって左手の仁王像(吽形)。
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山門に向かってっ右手の仁王像(阿形)。
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山門から進むと道が二手に分かれます。
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左手はもみじ谷経由の歩道です。成相寺登山バスは車道を通って本堂下の石段まで運行しています。(車道を歩いて進むこともできます。)

もみじ谷の様子です。
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もみじ谷を抜けて進むと、本堂へ続く石段に着きます。
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石段を上がる途中、右手にある鐘楼です。
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梵鐘は「撞かずの鐘」とよばれています。1609年に新しい梵鐘を鋳造する際に、見物をしていた母親が溶かした銅の中に乳児を落としてしまう悲劇があり、出来上がった鐘を撞くと赤ん坊の泣き声や、母親の叫び声が聞こえるため、撞くのをやめてしまったと伝えられています。

別の角度から見た鐘楼です。
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どことなく悲しげに見えるような・・。

その2に続きます


天橋立ワイナリー

京都府宮津市の天橋立ワイナリーへ、行ってきました。

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1989年にブドウの栽培を始め1991年にたんごワイナリーを設立、1999年に天橋立ワイン株式会社を設立、2001年に天橋立ワイナリーが完成しワイン醸造を始めています。

天橋立ワイナリーです。
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周囲にはブドウ畑が広がります。
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醸造施設の見学ができます。
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天橋立ワイナリー入口です。
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入口を入るとガラス越しに醸造設備が見えます。
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発酵タンクです。
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瓶詰機です。
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地下にあるワインセラーです。
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ショップでは発酵途中のベビーワインの有料試飲ができます。
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天橋立ワイン フェダーロータ
<データー>発酵途中の赤ワイン、アルコール分2~3度

「ぶどう畑のマルシェ」が併設されています。
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野菜や果物などの直売やパンの販売が行われているほか、レストランもあります。

「ぶどう畑のレストラン」です。
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ショップで購入したワインを飲むことも可能です。(持込料不要)
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写真左より
天橋立ワイン 茜(あかね)2018
<データー>ワイン、サペラヴィ、アルコール分12度
天橋立ワイン ナイヤガラ
<データー>ワイン、、ナイヤガラ、アルコール分12度

<天橋立ワイナリー(あまのはしだてわいなりー)>京都府宮津市国分123
天橋立ワイン 公式ページ
京都丹後鉄道宮津駅または天橋立駅から丹後海陸交通バス伊根線で天橋立ワイナリーバス停下車すぐ


酒蔵訪問 向井酒造

京都府与謝郡伊根町の向井酒造へ、行ってきました。

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1754年創業で、代表銘柄は「京の春(きょうのはる)」・「伊根満開(いねまんかい)」です。

蔵の裏は伊根湾。
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「日本で一番海に近い酒蔵」といわれています。

伊根湾側から見た蔵の様子です。
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別の角度から見た蔵の様子です。
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一般の酒蔵見学は行っていません。

道路を挟んで蔵の向かい側にある母屋です。
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松の木がすごいです!
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母屋玄関です。
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玄関脇には菰樽が置かれ、軒先には杉玉が吊るされています。

玄関を入ると右手は座敷。
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昔は「竹の露(たけのつゆ)」という銘柄を醸していたそうです。

土間にかかっている暖簾が渋い!
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土間はショップになっています。

今回は事前にお願いして、浮き桟橋へ。
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事故・トラブルは、自己責任!(利用は許可が必要です)

慎重に浮き桟橋へ。
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購入した酒を試飲。
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写真左より
京の春 純米生原酒
<データー>純米生原酒、京の輝き、精米歩合67%、アルコール分17度
伊根満開(いねまんかい)古代米酒
<データー>普通酒、古代米(赤米)、アルコール分14度
京の春 生酛 特別純米酒 秋あがり
<データー>特別純米酒、祝、精米歩合65%、アルコール分15度
京の春 純米 無濾過生原酒 雄町
<データー>純米生原酒、雄町、精米歩合65%、アルコール分17度

伊根の舟屋(ふなや)を眺めながらの試飲は最高!
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舟屋は船の収納庫の上に住居を備えた建物で、伊根湾沿いの集落は重要伝統的建造物群保存地区になっています。

<向井酒造(むかいしゅぞう)>京都府与謝群伊根町平田67
京都丹後鉄道宮津駅または天橋立駅から丹後海陸交通バス伊根線で平田バス停下車徒歩約2分


丹後くろまつ号 後編

乗車した京都丹後鉄道の「丹後くろまつ号」の続きです。

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この日の「欧風朝食コース」のメニューです。(↑クリックで拡大できます)


北近畿の丹後・丹波・但馬エリアの食材をふんだんに使用しています。
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「但馬牛と朝倉山椒のミートパイ」・「パテ・ド・カンパーニュの但馬ピクルス添え」・「地元野菜のミニサラダ~天滝ゆずの自家製ドレッシング~」です。

「森のきのこの自家製ポタージュ」。
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すれ違ういろんな列車を見るのも楽しみの一つ。
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鉄道ファンならたまらないでしょうね!写真は特急「丹後の海」。水戸岡鋭治(みとおかえつじ)氏がリニューアルを担当しています。

MF100形気動車です。
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車内ではアルコール類の車内販売もあります。
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玉川(たまがわ)純米吟醸 Ice Breaker」(京都府京丹後市木下酒造)
<データー>純米吟醸生原酒、日本晴、精米歩合60%、アルコール分17~18度

大江山口内宮(おおえやまぐちないく)駅で約26分停車。
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再び出発。デザートプレートが運ばれてきます。
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デザートプレートも地元産の食材を使っています。

デザートプレートです。
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大江山の鬼伝説をイメージして作られた「林檎と赤鬼ほうじ茶のオペラ」・「丹波黒ゴマと青のりのショコラ」・「丹後産さつま芋のクープ」・丹鉄珈琲(おかわり可)です。

お土産に頂いた「天滝ゆずと赤鬼ほうじ茶のジュレ」です。
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天橋立駅に到着。「丹後あかまつ号」が停まっていました。
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天橋立駅での「丹後くろまつ号」です。
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<丹後くろまつ号(たんごくろまつごう)欧風朝食コース>丹後鉄道 福知山~天橋立駅
WILLER TRAINS 京都丹後鉄道 公式ページ


丹後くろまつ号 前編

京都丹後鉄道の「丹後くろまつ号」へ乗車しました。

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JR九州の「ななつ星in九州」・「或る列車」や和歌山電鐵「たま電車」・「いちご電車」など数々の車両や駅舎をデザインした水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏が手掛けた観光列車で、予約制のレストラン列車です。この日は「欧風朝食コース」を。

福知山駅から乗車します。(乗車駅はコース内容によります)
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隣には、予約不要で普通運賃のみで乗車できる「丹後あおまつ号」が。

車内の様子です。
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天然木を贅沢使い落ち着いた雰囲気にしているそうです。

日除け(ブラインド)は、京すだれです。
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グッズなどの展示コーナーもあります。
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カウンターもいい感じ。
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感染予防のため、スタッフの方はマスクにフェイスシールド。定員も30席から20席に減らして運行しています。

アテンダントさんの案内で出発!
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車両前方の様子です。
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丹後鉄道グッズの車内販売もあります。
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頂いた記念乗車証や切符などです。
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後編に続きます。


多景島(たけしま) その4

滋賀県彦根市の多景島の続きです。

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石造七重層塔から北東へ細い山道を進むんで行きます。すぐ横は崖のような場所も・・。

山道の先にある日蓮上人像です。
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日蓮上人像に向かって右手に題目岩(だいもくいわ)があります。
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以前は、巨石に「南無妙法蓮華経」の文字が刻まれていました。
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1692年から3年かけて開山した日靖(にっせい)が命綱にぶら下がりながら、高さ12m、幅4mの岩に刻んだといわれています。(写真は案内パネルを撮影したものです)

現在の題目岩です。
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2018年8月に崩落してしまいました。西日本豪雨や台風12号などの大雨で、岩に水が染みこんだのが原因と考えられています。

「経」の文字の一部だけが残っています。
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題目岩から法華経を読む声がしたため「不思議の経岩」と呼ばれたり、1860年の桜田門外の変で大老・井伊直弼が暗殺された際には題目岩から鮮血をにじませたなどの伝説があります。

桟橋から彦根港に戻ります。
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多景島での滞在時間は30分間しかないので、結構あわただしいです・・。

徐々に島が遠くになっていきます。
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湖上から見た彦根城です。
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帰りも約20分で彦根港に到着。

頂いた見塔寺(けんとうじ)の御朱印です。
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<多景島(たけしま)>滋賀県彦根市八坂町2155
JR彦根駅西口から無料シャトルバスで彦根港、彦根港からオーミマリンで約20分


多景島(たけしま) その3

滋賀県彦根市の多景島の続きです。

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鐘楼堂近くから見た桟橋の風景です。

鐘楼堂から石段を上がった場所にある釈迦堂です。
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釈迦堂内部の様子です。
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悟りを開き断食苦行を終えて、山を出ようと片膝を建てた「出山釈迦牟尼仏像(しゅっさんしゃかむにぶつぞう)」がまつられているそうです。日本に一体しかない座像だとか。

釈迦堂に向かって左手(西)に進むと「誓いの御柱(ちかいのみはしら)」があります。
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1924年に起工し、1926年に除幕したといわれています。高さ約23mで、明治政府の基本方針である「五箇条の御誓文」が刻まれています。

別の角度から見た「誓いの御柱」です。
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「誓いの御柱」の東側に天之益人(あまのますひと)神社があります。
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「誓いの御柱」建立の際に寄進されてまつられといわれています。

天之益人神社です。
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天之益人神社に向かって左手に進むと石造七重層塔があります。
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高さ約8mで、1661年に近江彦根藩 第3代藩主・井伊直澄(いいなおすみ)が父・直孝(2代藩主)の供養のため建立し、開山した日靖(にっせい)が島に運んだといわれています。元は「誓いの御柱」が建立された場所にあったそうです。

石造七重層塔の近くにある祠です。
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何がまつられているかは未確認です。

その4に続きます。


多景島(たけしま) その2

滋賀県彦根市の多景島の続きです。

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多景島の桟橋が近づいてきます。

上陸します。
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桟橋から進むと右手に石仏がまつられています。
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島内の案内図です。(↓クリックで拡大できます)
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坂道を上がっていくと左手に手水鉢があります
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手水鉢から石段を上がると正面に見塔寺(けんとうじ)本堂があります。
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本堂内の様子です。
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日蓮宗の寺なので、本尊は十界曼荼羅(じっかいまんだら)と思われます。(未確認)

本堂の手前、石段の下にある祠です。
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何がまつられているかは未確認です。

本堂に向かって右手に進んでいくと鐘楼堂があります。
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鐘楼堂にかかる梵鐘(ぼんしょう)です。
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その3に続きます。


多景島(たけしま) その1

滋賀県彦根市の多景島へ、行ってきました。

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多景島は、周囲600mの琵琶湖に浮かぶ無人島で、弥生時代から島全体がご神体として崇められていたといわれています。

彦根港から連絡船が出ています。
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1日2便ありますが、10:00彦根港発は周囲を回遊する乗船プランで、島に上陸できるのは15:10彦根港発のみです。

オーミマリン(近江鉄道グループ)に乗船します。
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多景島までは約20分です。

船内の様子です。
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徐々に多景島が近づいてきます。
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琵琶湖には多景島の他に、沖島(おきしま、滋賀県近江八幡市)・竹生島(ちくぶしま、滋賀県長浜市)があります。

多景島の東側から見た全景です。
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島全体が見塔寺(けんとうじ)の境内になっています。見塔寺は1655年に妙法寺慈雲院(滋賀県長浜市)の日靖(にっせい)が夢のお告げでこの島に渡り、開山したと伝えられています。

島の周囲を回遊します。南東側から見た島の風景です。
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南側から見た島の風景です。
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南西側から見た島の風景です。
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北側から見た島の風景です。
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その2に続きます


白鶴(はくつる)朝市 後編

神戸市東灘区の白鶴酒造で「白鶴 朝市」の続きです。

試飲コーナーもあります。
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白鶴 特撰 本醸造 山田錦 ひやおろし
<データー>本醸造酒、山田錦、精米歩合70%、アルコール分15~16度

白鶴酒造資料館限定酒。
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白鶴 蔵酒 特別純米酒 原酒
<データー>特別純米原酒、山田錦、精米歩合70%、アルコール分17度

有料の「利き酒自販機」もあります。
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きっと、この方も飲みまくったのでしょう。
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有料の試飲セットもあります。
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内容は定期的に替わるそうです。

この日の試飲セットの酒、1種類目。
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白鶴 純米大吟醸 白鶴錦
<データー>純米大吟醸酒、白鶴錦、精米歩合50%、アルコール分15~16度

2種類目。
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白鶴 超特撰 純米大吟醸 山田穂
<データー>純米大吟醸酒、山田穂、精米歩合50%、アルコール分15~16度

購入した福袋です。
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2020年10/10にオンライン酒蔵開放で、予約制で福袋の販売イベントが行われる予定でしたが、台風接近で中止になってしまったものを受け取ったものです。

福袋に入っていた日本酒です。
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写真左より
白鶴 特別純米酒 原酒
<データー>特別純米原酒、山田錦、精米歩合70%、アルコール分17度
白鶴 上撰 生貯蔵酒
<データー>普通酒、アルコール分13~14度

<白鶴酒造(はくつるしゅぞう)>神戸市東灘区住吉南町4-5-5
白鶴酒造 公式ページ
阪神住吉駅から徒歩約8分


白鶴(はくつる)朝市 前編

神戸市東灘区の白鶴酒造で「白鶴 朝市」が開催され、行ってきました。

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白鶴酒造は、1743年創業で代表銘柄は「白鶴」です。2020年2回目の朝市で、兵庫県丹波篠山市特産の黒大豆枝豆や兵庫県三木市吉川(よかわ)の獲れたて野菜などを販売しています。

白鶴酒造の醸造蔵です。
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写真左の建物が本店二号蔵、中央奥の看板がある建物が本店三号蔵です。他に旭蔵でも醸造を行っています。

朝市は白鶴酒造資料館前で行われています。
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白鶴酒造記念館は、大正初期建築で1969年まで醸造をしていた本店一号蔵を整備して1982年に開館しています。

枝豆や大根などの野菜が並べられています。
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地卵や栗・柿などの他、館内ではワインの特売が行われていました。

資料館では昔の酒造道具を使って醸造工程が紹介されています。
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酒を搾る際に使う天秤棒です。
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写真奥に、槽(ふね)があり、中に醪(もろみ)をいれた酒袋を積み上げ、天秤棒で圧力をかけて酒を搾ります。

レトロな琺瑯看板も展示されています。
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ショップも併設されています。
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酒はもちろん、酒器や化粧品なども販売しています。

後編に続きます。


酒蔵訪問 小山本家酒造 灘浜福鶴蔵(なだはまふくつるくら) 後編

神戸市東灘区の「小山本家酒造 灘浜福鶴蔵」の続きです。

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ショップの一画には「きき酒処」があり、有料で限定酒などを楽しむことができます。

この日の「きき酒処」のメニューです。(↓クリックで拡大できます)
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内容は定期的に変更されています。

期間限定酒を。
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浜福鶴 期間限定ふな口酒 大吟醸 備前雄町」(ラベル無し)
<データー>大吟醸生酒、雄町、精米歩合50%、アルコール分18度

シェリー樽熟成酒(リキュール)を。
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ボトルはコレ。
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絲 ito(いと)
<データー>リキュール、アルコール分25度

他にも飲みたい酒がありますが、またの機会に。
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<小山本家酒造 灘浜福鶴蔵(こやまほんけしゅぞう なだはまふくつるくら)>神戸市東灘区魚崎南町4-4-6
小山本家酒造 灘浜福鶴蔵 公式ページ
阪神魚崎駅または六甲ライナー南魚崎駅から徒歩約10分


酒蔵訪問 小山本家酒造 灘浜福鶴蔵(なだはまふくつるくら) 前編

神戸市東灘区の「小山本家酒造 灘浜福鶴蔵」へ、行ってきました。

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1957年に福鶴酒造として創業、2013年に小山本家酒造(さいたま市、1808年創業)と合併し小山本家酒造 灘浜福鶴蔵に社名変更しています。代表銘柄は「浜福鶴(はまふくつる)」・「空蔵(くぞう)」です。

入口を入るとショップがあります。
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1996年に建設した浜福鶴吟醸工房の1階部分です。ショップ奥(北側)が酒蔵になっています。2階部分からは、ガラス越しに蔵の様子を見学することができます。蔵の様子はこちら → 小山本家酒造灘浜福鶴蔵 過去記事

試飲も可能です。
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「お勧め試飲酒」で5種類を楽しむこともできます。
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試飲したい酒を選んでお願いすることも可能です。

さっそく。
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限定 浜福鶴 仕込七號 純米吟醸 原酒
<データー>純米吟醸生原酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分17度

2020年9月に新発売された酒。
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浜福鶴 Who 大吟醸 雄町 ワイン酵母仕込み
<データー>大吟醸酒、雄町・他、精米歩合50%、アルコール分13度

2020年8月に新発売された酒。
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七ツ梅(ななつうめ)生酛 純米 原酒 愛山 生酒
<データー>純米生原酒、愛山、精米歩合60%、アルコール分18度

後編に続きます。


濱田屋(はまだや)

神戸市東灘区の濱田屋へ、行ってきました。

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神戸地元酒保存会協力店になっている酒販店で、灘酒を中心にこだわりの酒を販売しています。店内には「濱田アルコール研究所」があり、有料試飲の酒や店内で販売されている酒・肴を持ち込んで研究することができます。

今回は、コレを研究するのが楽しみ。
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「灘の生一本(なだのきいっぽん)」は、2011年に8社でスタートし2020年は9社が参加しています。兵庫県の酒米を使用し単一の製造場のみで醸造した純米酒で、灘酒研究会酒質審査委員会がその酒質を審査、認定しています。

まずは、3種類(1~3種類目)を飲み比べ。
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写真左より
白鶴(はくつる)灘の生一本」(神戸市東灘区白鶴酒造)
<データー>純米酒、白鶴錦、精米歩合50%、アルコール分15~16度
白鹿(はくしか)灘の生一本」(兵庫県西宮市辰馬本家(たつうまほんけ)酒造)
<データー>純米酒、山田錦、精米歩合70%、アルコール分15~16度
日本盛(にほんさかり)灘の生一本」(兵庫県西宮市日本盛)
<データー>特別純米酒、精米歩合60%、アルコール分15~16度

続いての3種類(4~6種類目)を飲み比べ。
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写真左より
大関(おおぜき)灘の生一本」(兵庫県西宮市大関)
<データー>特別純米酒、いにしえの舞、精米歩合70%、アルコール分15~16度
櫻正宗(さくらまさむね)灘の生一本」(神戸市東灘区櫻正宗)
<データー>純米酒、山田錦、精米歩合70%アルコール分15~16度
菊正宗(きくまさむね)灘の生一本」(神戸市東灘区菊正宗酒造)
<データー>特別純米酒、兵庫恋錦、精米歩合70%、アルコール分16度

残りの3種類(7~9種類目)を飲み比べ。熟成酒もあります。
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写真左より
浜福鶴(はまふくつる)灘の生一本」(神戸市東灘区小山本家酒造灘浜福鶴蔵)
<データー>純米原酒、精米歩合75%、アルコール分17度
沢の鶴(さわのつる)灘の生一本」(神戸市灘区沢の鶴)
<データー>純米原酒、精米歩合70%、アルコール分18.5度
剣菱(けんびし)灘の生一本」(神戸市東灘区剣菱酒造)
<データー>純米酒、精米歩合70%、アルコール分17.5度

飲み比べの後は、店内で購入した酒を。兵庫県明石市の太陽酒造。
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赤石(あかいし)おり酒 純米吟醸 生原酒
<データー>純米吟醸生原酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分18~19度

神戸市東灘区の神戸酒心館(こうべしゅしんかん)。
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壱(いち)生酛 純米 生酒 兵庫夢錦
<データー>純米生酒、兵庫夢錦、精米歩合70%、アルコール分18度

<濱田屋(はまだや)>神戸市東灘区魚崎南町4-15-13
濱田屋 公式ページ
阪神魚崎駅から徒歩約5分、六甲ライナー魚崎駅から徒歩約6分


伏水酒蔵小路 別館(ふしみさかぐらこうじ べっかん)

大阪市浪速区の伏見酒蔵小路 別館へ、行ってきました。

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京都市伏見区にある伏見酒蔵小路の別館として2020年7月にオープンしています。

入口ではイメージキャラクターがお出迎え。
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御先水玉媛命(おさきみたまひめのみこと)というそうです。

店内の様子です。
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伏見酒造組合の酒蔵の酒を楽しむことができます。

店内奥には御先水玉媛命がまつられ?ています。
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奉納された菰樽も!

酒は基本、SAKE SERBERシステムで。(↓クリックで拡大できま)
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まずは受付でSAKE CARDを購入し、適当な金額をチャージします。

飲みたい酒を選んで、SAKE CARDをマシーンに差し込みます。
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注ぎ口にグラスをスタンバイして、ボタンを押すと酒が注がれます。SAKE CARDを忘れずにマシーンから取り出します。

京都府城陽市の城陽酒造。
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城陽(じょうよう)純米吟醸55 大辛口 無濾過生原酒
<データー>純米吟醸生原酒、五百万石、精米歩合55%、アルコール分16度

京都市伏見区の北川本家。
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富翁(とみおー)純米吟醸 全量京都産米使用
<データー>純米吟醸酒、五百万石・京の輝き、精米歩合58%、アルコール分15度

サーバーもあります。同じく北川本家。
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富翁 純米吟醸 全量京都産米使用 特別限定品 原酒
<データー>純米吟醸原酒、五百万石・京の輝き、精米歩合58%、アルコール分17.8度

<伏見酒蔵小路 別館(ふしみさかぐらこうじ べっかん)>大阪市浪速区日本橋3-5-25高島屋東別館1F
伏見酒蔵小路 公式ページ
南海なんば駅南口から徒歩約6分、大阪メトロ日本橋駅5番出口から徒歩約7分、近鉄日本橋駅から徒歩約8分


酒とチーズと自由とENERGY その3

大阪市北区の「酒とチーズと自由とENERGY」の続きです。

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やっぱり燗酒も飲みたい!燗もセルフで出来ます。

兵庫県加西市の富久錦を燗酒で。
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純青 短稈渡舟(たんかんわたりふね)生酛純米 木桶仕込み
<データー>純米酒、渡船2号、精米歩合60%、アルコール分16度

長野県佐久市の伴野(ともの)酒造を燗酒で。
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Beau Michelle(ボー ミッシェル)
<データー>純米酒、ひとごこち・他、精米歩合60%、アルコール分9度

福井県三方郡美浜町の三宅彦右衛門(みやけひこうえもん)酒造。
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早瀬浦(はやせうら)ひと夏越え夜長月(よながつき)特別純米酒
<データー>特別純米酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分16度

福井県吉田郡永平寺町の吉田酒造。
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白龍(はくりゅう)特別純米 秋・あ・が・り
<データー>特別純米酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分17度

滋賀県長浜市の冨田酒造。
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七本鎗(しちほんやり)純米14度原酒
<データー>純米原酒、玉栄、精米歩合60%、アルコール分14度

奈良県吉野郡吉野町の美吉野(みよしの)醸造。
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花巴(はなともえ)山廃 純米 火入れ 原酒 秋あがり
<データー>純米原酒、精米歩合70%、アルコール分17度

岩手県盛岡市の赤武酒造で締め。
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浜娘(はまむすめ)純米酒
<データー>純米酒、精米歩合60%、アルコール分15度

<酒とチーズと自由とENERGY>大阪市北区天神橋5-5-28 CIELBLUE 2F
酒とチーズと自由とENERGY 公式ページ
阪急・大阪メトロ天神橋筋六丁目駅12番出口から徒歩約3分、JR天満駅から徒歩約6分