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風の森(かぜのもり)蔵元直売 しぼりたて

奈良県御所市の油長(ゆうちょう)酒造で「風の森 蔵元直売 しぼりたて」が行われ、行ってきました。

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油長酒造は1719年創業で、代表銘柄は「風の森」・「鷹長(たかちょう)」です。毎年、年末近くの土・日に正月用の限定酒を直売しています。

母屋です。
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普段は、蔵元で酒の販売は行われていません。蔵元で直売されるのは、11月第2日曜日に開催される霜月祭(そうげつさい)と年末近くの土・日の3日間のみです。

母屋に向かって左隣に蔵の入口があります。
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一般の蔵見学は行っていません。

母屋に向かって右手に山本邸があり蔵元直売が行われています。
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今年は2種類が販売されています。
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写真右は、地元・御所産の特別栽培の秋津穂(あきつほ)で醸した酒。契約栽培農家の方が有機肥料のみで育てるため、除草やイノシシ対策などで多くのボランティアの方が協力して収穫した米だそうです。

外紙を取るとこんなラベル。
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風の森 純米 特別栽培秋津穂65 無濾過無加水生原酒
<データー>純米生原酒、秋津穂、精米歩合65%、アルコール分17度

もう1種類はコレ。
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風の森 笑う門には福来たる 純米 初しぼり あらばしり
<データー>純米生原酒、秋津穂、精米歩合65%、アルコール分17度

接待ということで試飲もあります。
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風の森 愛山80 純米しぼり華 おりがらみ
<データー>純米生原酒、愛山、精米歩合80%、アルコール分17度

<風の森(かぜのもり)蔵元直売 しぼりたて>2018年12/22・23 油長酒造(奈良県御所市本町1160)
油長酒造 公式ページ
JR御所駅から徒歩約7分、近鉄御所駅から徒歩約8分


興雲閣(こううんかく)

島根県松江市の興雲閣へ、行ってきました。

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松江市が松江市工芸品陳列所として1903年に竣工しています。1907年に皇太子・嘉仁(よしひと)親王(後の大正天皇)の山陰道行啓(ぎょうけい、皇后や皇太子などのお出まし)の際には旅館となり迎賓館としての役割を果たしています。

玄関ホールから見た車寄せの様子です。
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玄関ホールを入って左手の廊下です。
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廊下を挟んで写真左がカフェ、右は展示室になっています。玄関ホールを入って右手は事務室です。

2階への階段です。
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2階部分から見た階段です。
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2階部分の様子です。
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大広間で、奥に嘉仁親王の山陰道行啓の際に御座所・御寝所などとして使われた貴顕室(きけんしつ)があります。大広間は有料で貸し切ることが可能です。

貴顕室・謁見の間です。
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謁見の間に続く拝謁の間です。
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拝謁の間に続く御寝所です。
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畳敷きの部屋になっています。

車寄せの2階部分です。
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2階バルコニーの様子です。
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バルコニーから見た松江城です。
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手前の屋根は松江神社社務所です。

<興雲閣(こううんかく)>島根県松江市殿町1-59
松江城 興雲閣のページ
一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約20分、JR松江駅からレイクラインバスで大手前バス停下車徒歩約3分


松江(まつえ)神社

島根県松江市の松江神社へ、行ってきました。

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松江城の二の丸にある神社です。1877年に旧松江藩の有志により楽山神社として創建、1889年に近隣の東照宮(1628年に堀尾忠晴(ただはる、松江藩2代藩主が創建)の御神霊を合祀、1890年に現在地に遷座し現社名になっています。

鳥居を入って左手にある手水舎です。
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東照宮にあった手水舎を移築したもので、1639年建築です。

手水鉢です。
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拝殿です。
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東照宮から移築したもので1661年建築です。

拝殿の後方にある本殿です。
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東照宮から移築したもので1628年建築です。主祭神は、松平直政(松江松平家初代藩主)で、徳川家康・松平治郷(はるさと=不昧(ふまい)、松平家7代藩主)・堀尾吉晴(よしはる、松江開府の祖、堀尾忠晴の祖父)を配祀しています。

拝殿に向かって右手に福徳稲荷神社があります。
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福徳稲荷神社です。
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拝殿に向かって左手奥にある建物です。
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何の建物かは未確認です。

拝殿に向かって左手にある社務所です。
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<松江神社(まつえじんじゃ)>島根県松江市殿町1
一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約20分、JR松江駅からレイクラインバスで大手前バス停下車徒歩約3分


松江城(まつえじょう) 後編

島根県松江市の松江城の続きです。

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一の門を入って正面にある天守です。1611年落成で、全国に現存する12天守の1つで千鳥城ともよばれています。2012年に「慶長十六年」(1611年)と記された祈祷札2枚が発見され、築城年代が明確になったことなどから国宝に指定されています。

地下に展示されている鯱鉾(しゃちほこ)です。
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製作年代は不明ですが、1950年代の解体修理まで天守最上部にあったものです。

地下にある井戸です。
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深さ24mで常時飲料水が得られたそうです。天守内部に井戸があるのは現存天守で唯一です。

1階部分です。
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天守を支える柱は、2階分を貫く通し柱が数多く使用されています。また、芯になる柱材を複数の厚い板で覆う集成材になっています。

2階部分です。
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天守は4重5階、地下1階です。

3階部分です。
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4階部分です。
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5階部分です。
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5階から見た南方向です。
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写真右奥に見えるのは宍道湖(しんじこ)です。

南東側から見た天守の様子です。
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<松江城(まつえじょう)>島根県松江市殿町1-5
松江城 公式ページ
大手木戸門跡まで、一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約17分、JR松江駅からレイクラインバスで大手前バス停下車すぐ


松江城(まつえじょう) 前編

島根県松江市の松江城へ、行ってきました。

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1607年に堀尾忠氏(ほりおただうじ)により築城が開始され1611年に落成したといわれています。写真は大手木戸門跡です。

大手木戸門跡前にある堀尾吉晴像です。
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堀尾吉晴(よしはる)は豊臣政権下では三大老の1人で、1600年の関ケ原合戦の後、出雲・隠岐国を拝領した子の忠氏とともに月山戸田城(がっさんとだじょう)に入りますが、松江の将来性に着目して城地を移しています。松江開府の祖といわれています。

松江城の南、島根県庁前には松平直政像があります。
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堀尾家・京極家の跡を継ぎ、1638年に出雲国松江藩初代藩主になっています。その後、松平家が明治維新まで続きます。

大手木戸門跡横から見た南櫓(写真左端)・中櫓です。
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2000~2001年に復元されたものです。

大手門跡・外曲輪(くるわ)です。
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写真奥は太鼓櫓(2001年復元)です。

太鼓櫓石垣横の石段を進むと三ノ「門跡に着きます。
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さらに進むと二ノ門跡に着きます。
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さらに進み、ようやく一ノ門跡です。
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写真右は南多聞櫓で、一ノ門とともに1960年復元です。

一の門を入って見た南多聞櫓です。
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後編に続きます。


城山稲荷(じょうざんいなり)神社 後編

島根県松江市の城山稲荷神社の続きです。

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拝殿に向かって左手から奥に参道があります。

拝殿に向かって左手奥に石でできた祠があります。
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稲荷社だと思われます。

拝殿の北側にある石狐です。
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拝殿・本殿の周囲には石狐がたくさんまつられています。明治時代までは2~3,000体があったそうです。(現在は約400体だそうです。)

拝殿の北側にある御神木です。
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拝殿に向かって右手に末社があります。
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写真左は金刀比羅神社、右は推恵(すいけい)神社・熊野神社・稲荷神社の相殿社です。

末社の奥に覆い屋の下に一対の石狐がまつられています。
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文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が特に気に入っていたといわれる石狐です。小泉八雲は一時この近辺に居住し、1904年に日本の怪談話を英語でまとめた「怪談」を出版しています。

拝殿に向かって右手にある御供竃です。
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藩主が毎月の例祭や大祭に奉納するご飯をこの竃で炊いていたそうです。

参道の途中、石段の手前右手にある社務所です。
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社務所の手前にある石燈籠です。
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<城山稲荷神社(じょうざんいなりじんじゃ)>島根県松江市殿町449-2
一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約20分、JR松江駅からレイクラインバスで小泉八雲記念館前バス停下車徒歩約7分


城山稲荷(じょうざんいなり)神社 前編

島根県松江市の城山稲荷神社へ、行ってきました。

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1611年に堀尾吉春が松江城を建造する際にこの地にあった若宮八幡宮を守護神としてまつり、1638年に松平直政が出雲松江藩主として移封された際に藩内の平穏を願って稲荷神社を創建し、若宮八幡宮を合祀しています。

鳥居を入ってしばらく進むと左に曲がり、参道が続きます。
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参道の途中、左手にある手水舎です。
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手水舎から少し進むと石段になります。
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石段を上ると随身門があります。
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随身門の手前には石狐がちょこんと座っています!
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随身門を入って正面にある拝殿です。
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拝殿内の様子です。
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拝殿からは、幣殿(へいでん)・本殿と続ます。
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祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と誉田別命(ほんだわけのみこと)です。

後編に続きます。


酒蔵訪問 米田(よねだ)酒造 後編

島根県松江市の米田酒造の続きです。

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店舗内、入口を入って正面の様子です。

入口を入って右手は事務所になっています。
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入口を入って左手には商品がズラリ!
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徳利や甚吉(じんきち)袋、塗り枡などグッズも販売しています。
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試飲もできます!
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写真左より
松江づくし(まつえづくし)純米吟醸酒
<データー>純米吟醸酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分15度
豊の秋(とよのあき)かんなび 純米吟醸
<データー>純米吟醸酒、五百万石、精米歩合58%、アルコール分16度

さらに!
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写真左より
豊の秋 純米吟醸 生 青ラベル
<データー>純米吟醸生酒、精米歩合55%、アルコール分15度
豊の秋 本醸造 生
<データー>本醸造生酒、精米歩合70%、アルコール分15度

続いて! 試飲後はお土産で購入!
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豊の秋 純米 ひやおろし 生詰原酒
<データー>純米原酒、五百万石、精米歩合70%、アルコール分16度

リキュール類も。
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写真左より
豊の秋 純米梅酒
<データー>リキュール、アルコール分10~11度
豊の秋 雲州 梅酒
<データー>リキュール、アルコール分11~12度
豊の秋 ゆず酒
<データー>リキュール、アルコール分7.5~8.5度

<米田酒造(よねだしゅぞう)>島根県松江市東本町3-59(本店店舗)
米田酒造 公式ページ
JR松江駅から徒歩約13分、一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約17分


酒蔵訪問 米田(よねだ)酒造 前編

島根県松江市の米田酒造へ、行ってきました。

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1896年創業で、代表銘柄は「豊の秋(とよのあき)」・「松江づくし(まつえづくし)」です。

蔵の様子です。
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蔵見学は1~4月で、事前連絡し日程が合えば可能だそうです。毎年4/29に蔵開きが行われ、見学ができるようです。

横にまわって見た蔵の様子です。
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蔵の東隣にある事務所棟です。
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事務所棟の入口にある看板です。
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菰樽の一部を使って作っているのでしょうか。

酒蔵・事務所から徒歩約5分の場所に本店店舗があります。
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店舗入口脇にある看板です。
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酒樽の蓋を利用して作っています。

入口上部にある看板です。
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一枚板で作られています。

もちろん、杉玉も吊るされています。
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入口の引き戸には、こんな飾りも!
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後編に続きます。


酒蔵訪問 國暉(こっき)酒造 後編

島根県松江市の國暉酒造の続きです。

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通い徳利(かよいとっくり)や酒器なども展示されています。

これは! 携帯用のチロリです。
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片側に炭を入れてその熱で燗ができるようになっています。昔の人は重箱とともに持ち運び、今でいうピクニックに出かけたそうです。いいですね!

中庭です。
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この先は蔵に続いているのでしょうか。(未確認) 事前予約し、日程が合えば蔵見学が可能だそうです。

お楽しみの試飲!
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國暉 はつもみぢ 特別純米 ひやおろし 山田錦 無濾過
<データー>特別純米酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分16.8度

続いて!
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國暉 純米 ふねしぼり 佐香錦 無加圧
<データー>純米酒、佐香錦、精米歩合60%、アルコール分15~16度

20年以上の熟成酒!
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國暉 純米吟醸 古酒 20 1996BY
<データー>純米吟醸酒、神の舞、精米歩合55%、アルコール分15~16度

お土産で購入!
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國暉 純米 生
<データー>純米酒、精米歩合60%、アルコール分15~16度

<國暉酒造(こっきしゅぞう)>島根県松江市東茶町8
國暉酒造 公式ページ
一畑電車松江しんじ湖温泉駅から徒歩約10分、JR松江駅から松江市交通局バス松江しんじ湖温泉行きで宍道湖大橋北詰バス停下車徒歩約3分


酒蔵訪問 國暉(こっき)酒造 前編

島根県松江市の國暉酒造へ、行ってきました。

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1874年創業で、代表銘柄は「國暉(こっき)」です。写真は1805年建築の店舗です。

店舗のショーウインドーには商品と酒器が飾られています。
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入口から見た店舗内の様子です。
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隅には菰樽が置かれています。
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試飲販売コーナーと書かれた通路があります。
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通路の片側にはカウンターがあり、奥に酒が並べられています
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香りの高いタイプ・軽快なめらかタイプ・コクのあるタイプなどに分類されて並べられ、試飲が可能です。

カウンターの反対側には商品が並べられています
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後編に続きます。


酒蔵訪問 李白(りはく)酒造

島根県松江市の李白酒造へ、行ってきました。

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1882年創業で、代表銘柄は「李白(りはく)」です。酒名は、中国・唐代の詩人で、酒を称えた詩を多く作った李白を好んだ松江出身の若槻礼次郎が命名しています。一般の蔵見学は行っていませんが、ショップがあります。

ショップの入口に置かれている垂れ甕(たれかめ)です。
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酒を搾る槽から出てくる酒を受ける甕です。

ショップの様子です。
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昔の酒造りの道具などを使って商品を飾っています。
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もちろん生酒などは冷蔵ケースに。
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猪口や前掛けなどのグッズも販売しています。
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試飲もできます! 古代米と牡丹の花酵母を使った酒。
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李白 華露(かろ)花酵母・黒米仕込
<データー>特定名称表記無し(純米)、精米歩合58%、アルコール分15度

続いて。
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李白 純米大吟醸
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合45%、アルコール分15~16度

ベゴニアの花酵母を使用した酒。
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李白 純米吟醸 山田錦 生酛仕込 生原酒
<データー>純米吟醸生原酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分17度

一気に3種。写真右端は仕込水、その左隣はお土産に購入!
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写真左より
李白 特別純米酒 ひやおろし
<データー>特別純米酒、五百万石、精米歩合58%、アルコール分15度
李白 特別純米酒 無濾過生原酒
<データー>特別純米生原酒、五百万石、精米歩合58%、アルコール分17度
李白 純米吟醸 雄町 生原酒」(蔓薔薇(つるばら)の花酵母使用))
<データー>純米吟醸生原酒、雄町、精米歩合55%、アルコール分17度

小泉八雲(こいずみやくも)記念館の近くに直営のカウンターショップがあります。
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「松江ごころ」という土産物店の一画にあります。
松江ごころ facebook

生酒サーバーから入れる限定酒を有料試飲!(90ml・260円(税込))
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李白 純米吟醸 生原酒」(種類は毎月変わります)
<データー>純米吟醸生原酒、他未確認

<李白酒造(りはくしゅぞう)>島根県松江市石橋町335
李白酒造 公式ページ
JR松江駅から松江市交通局バス第1路線で石橋町バス停下車徒歩約3分


出雲大社(いづもおおやしろ) その5

島根県出雲市の出雲大社の続きです。

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(東)十九社(じゅうくしゃ)の南にある神祜殿(しんこでん)です。1981年に竣工した宝物殿です。国宝「秋野鹿蒔絵手箱(あきのしかまきえてばこ)」(鎌倉時代作)や古代本殿の心御柱(しんのみはしら)が展示されています。

神祜殿入口脇には大砲が。
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1580年の造営遷宮で毛利輝元が建立した銅鳥居を1845年に出雲松江藩第9代・松平斉斎(なりとき)が大砲に鋳造して遺したものです。

(西)十九社脇から西へ荒垣を出て進むと神楽殿(かぐらでん)があります。
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1981年建築です。広さは畳270畳もあります。

神楽殿の大注連縄(おおしめなわ)です。
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2018年7月に取り替えられたもので、長さ約13m、重さ5tもあります。5~6年ごとに取り替えているそうです。

神楽殿に向かって左手にある鏡の池です。
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神楽殿の南にある国旗掲揚塔です。
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高さ47mで、古代本殿(高さ48m)より少し低めに作られています。国旗は縦9m、横13.6mで畳75畳分もあるそうです。

国旗掲揚塔の南にある祓社(はらえのやしろ)です。
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祓社に向かって左隣にある金刀比羅宮です。
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神楽殿を南に出てすぐ右手にある千家国造館(せんげこくそうかん)です。
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千家氏は、天穂日命(あめのほひのみこと)を祖とし、出雲大社宮司を世襲制で行っています。現在の国造は84代千家尊祐(たかまさ)氏です。尊祐氏の長男・国麿(くにまろ)氏は高円宮憲仁親王の第二女子(典子女王)」と結婚しています。

神楽殿の北にある国造家鎮守社です。
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他に、三歳社(みとせのやしろ)や命主社(いのちぬしのやしろ)などの摂末社があります。

<出雲大社(いづもおおやしろ)>島根県出雲市大社町杵築東195
出雲大社 公式ページ
勢溜(せいだまり)の大鳥居まで、一畑電車出雲大社前駅より徒歩約5分、JR出雲市駅北口から一畑バスで出雲大社バス停下車すぐ


出雲大社(いづもおおやしろ) その4

島根県出雲市の出雲大社の続きです。

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八足門(やつあしもん)に向かって右手に瑞垣(みずがき)に沿って進むと、(東)十九社(じゅうくしゃ)があります。1809年建築で重要文化財です。旧暦の10月に全国の神々が出雲に集まった際の宿泊場所です。

(東)十九社の全景です。
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扉が19枚あるので十九社とよばれています。多くの部材にモミの木が使われています。モミの木が使われるのは珍しく、出雲大社でも東西にある十九社のみだそうです。

十九社に向かって左隣にある釜社(かまのやしろ)です。
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1667年建築で重要文化財です。

釜社に向かって左手に進むと文庫(ふみぐら)があります。
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建築年代は不明です。出雲大社に関する古文書などが保管されていたと考えられています。

文庫に向かって左手に進むと本殿の真後ろに来ます。
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本殿の真後ろにある素鵞社(そがのやしろ)です。
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1745年建築で重要文化財です。床下に砂が入った木箱が置かれています。「その1」で紹介した稲佐の浜の砂を持ってきて交換する形で持ち帰ることができます。持ち帰った砂を家の周りにまくと厄除けに、田畑にまくと豊穣、お守りとして身につけると招福のご利益があるそうです。

素鵞社に向かって左手に進むと彰古館(しょうこかん)があります。
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1914年建築です。宝物館として建築されたもので、資料などが展示されています。土・日・祝と祭礼期間のみ開館されます。

本殿の真西にあたる部分に遥拝(ようはい)場が設けられています。
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本殿にまつられている大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の御神体が西側を向いているため、この場所が御神体の正面になるそうです。

遥拝場の近くにある宝庫(ほうこ)です。
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1667年建築で重要文化財です。

宝庫の南にある(北)氏社(うじのやしろ)です。
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1667年建築で重要文化財です。出雲国造家(いずもこくそうけ)の始祖とされる天穂日命(あまのほひのみこと)がまつられています。

(北)氏社に向かって左隣にある(南)氏社です。
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1667年建築で重要文化財です。天穂日命17世の孫・出雲臣宮向(いずもおみみやむき)をまつっています。

(南)氏社に向かって左隣にある(西)十九社です。
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その5に続きます。


出雲大社(いづもおおやしろ) その3

島根県出雲市の出雲大社の続きです。

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「ムスビの御神像」の東にある会所(かいしょ)です。神職が神事の前の身支度をしたり、高貴な参詣者への接待、連歌の催しなどに使われた場所です。1667年建築で、重要文化財です。

松の参道を抜けると左手に手水舎があり、正面には銅鳥居があります。
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1666年に長州藩3代藩主・毛利綱広(つなひろ)が寄進したもので、重要文化財です。銅鳥居の左右から拝殿などを取り囲むよう荒垣(あらがき)があります

銅鳥居の正面にある拝殿です。
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拝殿横から本殿を囲む瑞垣(みずがき)が見えます。
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写真右は観祭楼(かんさいろう)という建物で、1階部分は回廊、2階は大部屋で舞楽などの芸能を観覧していたといわれています。瑞垣・観祭楼とも1667年建築で重要文化財です。

拝殿の後方にある八足門(やつあしもん)です。
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1667年建築で重要文化財です。八足門から中へは正月三が日や祭典などの特別な日以外は原則立入禁止で、ここで参拝します。八足門の先には、楼門があり、玉垣(たまがき)に囲まれて本殿があります。楼門は1667年建築で重要文化財、玉垣は1661~1672年建築で重要文化財、本殿は1774年に造営されたもので国宝です。

瑞垣外南西側から見た本殿です。
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高さ約24mあります。祭神は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。本殿は荒垣→瑞垣→玉垣と3つの垣根に囲まれていることになります。

瑞垣外北東側から見た本殿です。
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瑞垣内には玉垣を囲むように東側に大神大后神社(おおかみおおきさきのかみのやしろ、写真中央)、神魂伊能知比売神社(かみむすびいのちひめのかみのやしろ、写真左)、(東)門神社(もんじんのやしろ)、西側に神魂御子神社(かみむすびみこのかみのやしろ)、(西)門神社(もんじんのやしろ)があります。玉垣内には本殿の手前左右に神饌所(しんせんしょ)があります。いずれも1744年建築で重要文化財です。

八足門の手前に丸い円が3つ描かれています。
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古代には3本の大木を鉄輪で束ねて1本の柱にし、高さ48mの本殿があったと伝えられています。2000年に円の描かれた場所で、柱が3本束ねの姿で発掘されています。

発掘された柱です。
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近くにある古代出雲歴史博物館に展示されています。

古代の本殿模型も展示されています。
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高さ48mの本殿までは、長さ109mの階段があったと考えられています。

その4に続きます。


出雲大社(いづもおおやしろ) その2

島根県出雲市の出雲大社の続きです。

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「勢溜(せいだまり)の大鳥居」からの参道です。全国的にも珍しい下り参道だそうです。下って歩くことでおのずと頭が下の方に向いていく、神様に敬意を払っておまいりしてもらうよう下らせるなど諸説ありますが、この辺りは砂丘で、単に鳥居のある場所が一番高い所ということらしいです。

下り参道の途中、右手にある祓社(はらいのやしろ)です。
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ここで、心身の罪行を祓い清めてから本殿参拝します。出雲大社では摂末社を含め、二拝(二礼)四拍手一拝(一礼)で参拝します。

さらに参道を進むと左手に横道があり相撲場があります。
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相撲場から横道を進むと野見宿禰(のみのすくね)神社があります。
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垂仁天皇の時代に、大和国の当麻蹶速(たいまのけはや)と出雲国の野見宿禰が御前相撲を行い、野見宿禰が勝ち、朝廷に仕えたと伝わっています。

参道に戻り石橋を渡ります。
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素鵞川(そががわ)に架かる橋で祓橋といわれています。

石橋の先にある中の鳥居(三の鳥居)です。
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鉄製の鳥居です。ここからは松林の中を進みます。松の参道といわれています。

松の参道を進むと左手に見える勅使館(ちょくしかん)です。
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1921年建築です。勅使(天皇の使者)の宿泊などに使われる「貴賓室」としての建物です。

松の参道の途中、左手にある「御慈愛の御神像」です。
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大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)と因幡の白兎をモチーフとした像です。

松の参道の途中、右手にある「「ムスビの御神像」です。
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修行中の大国主大神の前に荒波に乗った「幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)」があらわれ、その「おかげ」をもらい神性を養い神(ムスビの神=大国主大神の別名)になる話をモチーフにしています。

「おかげ」をもらう大国主大神の様子です。
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かなりのイケメンです!

その3に続きます。


出雲大社(いづもおおやしろ) その1

島根県出雲市の出雲大社へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が天照大御神(あまてらすおおみかみ)へ国譲りをし、その見返りとして天日隅宮(あめのひすみのみや)を造営したのが始まりと伝えられています。古代から杵築大社(きずきのおおやしろ)とよばれていましたが、1871年に現社名に改称しています。一般的には「いずもたいしゃ」や「いづもたいしゃ」と読まれています。写真は大鳥居(一の鳥居)で1915年に鉄筋コンクリートで建築され、扁額は畳6畳分もあります。

大鳥居から参道を進むと二の鳥居があります。
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2018年10/2に竣工したもので、鋼材製です。

以前は、木製でした。
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正式には「勢溜(せいだまり)の大鳥居」というそうです。勢溜とは人の勢いが溜まるという意味で、江戸時代にはこの辺り芝居小屋があり、たくさんの見物人がいたそうです。

鳥居から西に神迎えの道を進むと稲佐(いなさ)の浜に着きます。
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旧暦10月10日になると全国の神々が出雲の国へ来る際に集まる場所といわれ、その神々を迎える神迎神事(かみむかえしんじ)が行われます。

稲佐の浜にある弁天島です。
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島には鳥居と祠があり、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)がまつられています。この浜の砂を少し袋に入れてから本殿参拝へむかいます。(理由は後述)

稲佐の浜の近くに屏風岩があります。
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大国主大神と建御雷神(たけみかづちのかみ)が国譲りの話し合いをした場所といわれています。

屏風岩です。
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この岩陰で話し合いをしたのだとか。

稲佐の浜から東へ進むと下の宮(しものみや)があります。
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天照大御神がまつられています。

下の宮から東へ進むと上の宮(うえのみや、仮宮)があります。
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全国から集まった神々が、来年1年の様々な事柄を会議する場所です。

上の宮から東へ進むと大歳社があります。
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さらに東へ進むと「勢溜の大鳥居」に戻ります。

その2に続きます。


出雲教 北島国造館(きたじまこくそうかん)

島根県出雲市の「出雲教 北島国造館」へ、行ってきました。

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出雲教は1882年に第76代出雲国造・北島脩孝(ながのり)が内務省の承認を得て設立された出雲北島教会に始まり、1952年に宗教法人「出雲教」になっています。出雲国造とは、出雲大社の祭祀を行ってきた称号で、千家氏(せんげし)と北島氏があり、毎月交代で祭祀を行っていましたが、1872年に神社の国家管理の方針から交代制が認められなくなり以降、千家氏が奉仕しています。国造北島国造館は総本院で、写真は大門です。

大門を入って正面左手にある御神殿です。
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主祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。

御神殿に向かって右手にある祈祷受付所です。
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ご本殿に向かって左手に進むと四脚門があります。(内側より撮影)
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北島国造家の正門です。1667年の「出雲大社寛文の造営」際に、現在の出雲大社本殿の後方にあった北島国造家の母屋などともに移築されたものと伝わり、出雲大社神域内で最も古い建築物ともいわれています。

四脚門から進むと石段・中門があります。
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中門から進むと正面に御三社があります。
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写真左より、稲荷社、天穂日命社(あめのほひのみことしゃ)、荒神社(こうじんじゃ)です。

御三社向かって右手に進むと天神社(てんしんしゃ)があります。
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天神社後方は、亀の尾の滝です。

御神殿に向かって左手奥にある天満宮です。
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大門を入って右手に進むと八雲会館があります。
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八雲会館に向かって右隣にある祖霊社です。
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他に、山王社があります。

「出雲教 北島国造館」西側を流れる能野川です。
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写真右が「出雲教 北島国造館」で、左は出雲大社です。

<出雲教 北島国造館(いずもきょう きたじまこくそうかん)>島根県出雲市大社町杵築東194
出雲教 北島国造館 公式ページ
一畑電車出雲大社前駅より徒歩約15分、JR出雲市駅北口から一畑バスで出雲大社バス停下車徒歩約10分


島根ワイナリー

島根県出雲市の島根ワイナリーへ、行ってきました。

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1959年に島根ぶどう醸造として設立されたのが前身で、1986年に現社名に名称変更し、移転新築されています。

ワイナリーのある大社町は全国でも有数のハウスぶどうの生産地です。
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試飲販売館バッカスの入口です。
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他に、無料で製造工程を見学することができるワイン醸造館、バーベキューハウス、レストランなどの施設があります。

試飲販売館バッカス内の様子です。
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壁面もワインやぶどう一色!
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もちろん、無料試飲コーナーがあります。
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約10種類のワイン、ぶどうジュースを自由に試飲することができます。

もう少し飲みたい時は、カウンターバーで!
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果実酒やノンアルコールドリンクは100円~、ワインは300円~、楽しむことができます。

まずは、果汁100%のジュースを飲み比べ。実はジュース好き!
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写真左より、
島根県産マスカット・ベーリーA ぶどうジュース
島根県産デラウェア ぶどうジュース

締めはワイン!
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島根わいん 縁結(えんむすび)シャルドネ 2017
<データー>果実酒、アルコール分12度

<島根ワイナリー>島根県出雲市大社町菱根264-2
島根ワイナリー 公式ページ
一畑電車浜山公園北口駅から徒歩約15分、JR出雲市駅北口から一畑バスで島根ワイナリーバス停下車すぐ


酒蔵訪問 旭日(あさひ)酒造 後編

島根県出雲市の旭日酒造の続きです。

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入口を入って正面の様子です。たくさんの種類の酒が並べられています。

酒樽を利用して作られたテーブルです。
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試飲カウンターにもなっています。

「遠慮なく試飲を」ってことでさっそく!
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写真左より
十旭日(じゅうじあさひ)戊戌(つちのえいぬ)純米吟醸無濾過生酒
<データー>純米吟醸生酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分15~16度
十旭日 純米吟醸 夏仕立て
<データー>純米吟醸酒、佐香錦、精米歩合55%、アルコール分15~16度
十旭日 生酛 純米 改良雄町70 おりがらみ生
<データー>純米生酒、改良雄町、精米歩合70%、アルコール分16~17度

純米生原酒を飲み比べ。
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写真左より
十旭日 純米生原酒 出雲産五百万石70
<データー>純米生原酒、五百万石、精米歩合70%、アルコール分19~20度
十旭日 純米生原酒 改良雄町70
<データー>純米生原酒、改良雄町、精米歩合70%、アルコール分18~19度

熟成酒も。
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十旭日 純米吟醸生原酒 山田錦55 2015BY
<データー>純米吟醸生原酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分18~19度
※BYはBrewing Year(Brewery Year)、醸造業界の1年の区切り方=醸造年度、7/1~翌年6/30が区切り、2015BYは2015年7/1~2016年6/30に醸造した酒。

さらに熟成。
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十旭日 生酛 純米原酒 大呂御幡(おおろみはた)の元気米 2012BY
<データー>純米原酒、改良雄町、精米歩合70%、アルコール分19~20度

もっと熟成。10年超。
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十旭日 純米原酒 五百万石70 2007BY
<データー>純米原酒、五百万石、精米歩合70%、アルコール分19~20度

お土産に購入と言いながら、すぐに完飲・・!
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十旭日 戊戌 純米吟醸 おりがらみ生
<データー>純米吟醸生酒、山田錦、精米歩合55%、アルコール分15~16度

<旭日酒造(あさひしゅぞう)>島根県出雲市今市町662
旭日酒造 公式ページ
JR出雲市駅・一畑電車電鉄出雲市駅から徒歩約5分


酒蔵訪問 旭日(あさひ)酒造 前編

島根県出雲市の旭日酒造へ、行ってきました。

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1869年創業で代表銘柄は「十旭日(じゅうじあさひ)」です。出雲大社の御神酒「八千矛(はちほこ)」も醸しています。

こんな蔵もあります。
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事前に連絡し、日程が合えば蔵見学が可能だそうです。

様々な時代の蔵があるそうです。
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鉄筋コンクリート造りの蔵もあります。
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一方こちらは、かなりの時代を経ているような。
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アーケードのある商店街に店舗があります。
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入口には大きな杉玉が吊るされています。
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店舗には「だるま」や角樽も!
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後編に続きます。


酒蔵訪問 富士(ふじ)酒造

島根県出雲市の富士酒造へ、行ってきました。

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1939年創業で、代表銘柄は「出雲富士(いずもふじ)」です。

蔵への入口でしょうか。
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入口脇にある照明です!
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残念ながら一般の蔵見学は行われていません。

横にまわってみると蔵の屋根と煙突が見えます。
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赤褐色の瓦屋根です。島根県の石見地方(江津市・大田市など)で作られている石州瓦(せきしゅうがわら)でしょう。

こちらは母屋でしょうか。
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玄関です。
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玄関先にはしめ縄付きの立派な杉玉が吊るされています。
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玄関を入いった土間はショップになっています。
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正面には神棚と受賞のトロフィーなどが飾られています。
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6種類も試飲させていただきました。
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写真左より
出雲富士 手づくり純米 しぼりたて無ろ過生原酒
<データー>純米生原酒、佐香錦、精米歩合65%、アルコール分17度
出雲富士 秋雲(あきも)純米 ひやおろし
<データー>純米酒、山田錦、精米歩合70%、アルコール分16度
出雲富士 赤ラベル ひやおろし
<データー>未確認
出雲富士 手づくり純米吟醸 佐香錦
<データー>純米吟醸酒、佐香錦、精米歩合55%、アルコール分16度
出雲富士 純米吟醸 改良雄町 無濾過生原酒
<データー>純米吟醸生原酒、雄町、精米歩合55%、アルコール分16度
出雲富士 純米吟醸 超辛口
<データー>純米吟醸酒、佐香錦、精米歩合55%、アルコール分16度

お土産に購入しましたが移動中に完飲・・!
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出雲富士 手づくり純米 しぼりたて無ろ過生原酒
<データー>純米生原酒、佐香錦、精米歩合65%、アルコール分17度

<富士酒造(ふじしゅぞう)>島根県出雲市今市町1403
富士酒造 公式ページ
一畑電車電鉄出雲市駅から徒歩約5分、JR出雲市駅から徒歩約6分


第12回 阪急蔵元まつり

大阪市北区の阪急うめだ本店の阪急うめだホールで、「第12回 阪急蔵元まつり」が開催され、行ってきました。

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今年は9月に行われたのに続き、2度目の開催です。入場は無料で、2018年12/9まで開催しています。

会場の様子です。
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今回は日本全国から44蔵が参加し、試飲販売を行っています。

2018年11/8に出火し蔵を半焼した山陽盃酒造(兵庫県宍粟市)も参加!
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火災の後、混沌とした中でも、11月末に新酒を無事に搾ることができています!応援しましょう。
山陽盃酒造 facebook

今回の特集コーナーは「女性が醸す酒特集」。
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女性が蔵元または杜氏の蔵・7社が参加しています。

毎回楽しみにしている「語らい処 SAKE BAR」。
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有料で酒を楽しむことができます。

1杯(90ml)401円(税込)~。おつまみもあります。(クリックで拡大できます)
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9月は燗酒が無くなっていましたが、今回は復活!

さっそく。愛知県稲沢市の藤市(ふじいち)酒造。
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菊鷹(きくたか)菊花雪(きっかゆき)純米無濾過生酒
<データー>純米生酒、若水、精米歩合65%、アルコール分16度
※若水(わかみず)は、愛知県で五百万石とあ系酒101号を交配し1985年に誕生した酒造好適米

締めは、燗酒。
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湯煎で丁寧につけてもらえます。

大阪府豊能郡能勢町の秋鹿酒造。
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秋鹿(あきしか)大辛口 純米吟醸 無濾過生原酒
<データー>純米吟醸生原酒、山田錦、精米歩合60%、アルコール分18度

<第12回 阪急蔵元まつり>2018年12/7~12/9 阪急うめだホール(大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店9F)
阪急・阪神・大阪メトロ梅田駅、JR大阪駅南口から徒歩約1分


元興寺(がんごうじ)(塔跡) 後編

奈良市の元興寺(塔跡)の続きです。

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(なきどうろう)から進むと右手奥にある鐘楼です。

鐘楼の奥にある石塔です。
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啼燈籠から進むと正面にある本堂(不動堂)です。
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本尊は、弥勒菩薩坐像です。薬師如来立像(平安時代、国宝)、十一面観音立像(鎌倉時代、重要文化財)は奈良国立博物館に寄託されています。

本堂前に瓦が置かれています。
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本堂の頂にあった瓦でしょうか。龍が巻き付いています!

本堂の手前右手にある十三重石塔です。
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啼燈籠の近くにある仏足石です。
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仏足石の右手に稲荷社があります。
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稲荷社です。
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参道途中、左手にある庫裏です。
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<元興寺(塔跡)>奈良市芝新屋町12
JR京終(きょうばて)駅から徒歩約12分、近鉄奈良駅から徒歩約14分


元興寺(がんごうじ)(塔跡) 前編

奈良市の元興寺(塔跡)へ、行ってきました。

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6世紀末に蘇我馬子が飛鳥(あすか、奈良県高市郡明日香村)に建立した法興寺(ほうこうじ、飛鳥寺)が、平城遷都にともない718年に移転し元興寺となっています。大和北部88か所霊場の第5番札所です。写真は総門(表門)です。

総門を入って進むと山門(中門)があります。
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元興寺は、室町時代の土一揆などで衰退し、「観音堂」、「極楽院」、「小塔院」の3つの寺に分裂してしまいます。「観音院」が「元興寺(塔跡)」で、「極楽院」は「元興寺(極楽坊)」で世界遺産に登録されています。詳しくはこちら → 元興寺(極楽坊)過去記事

山門から見た境内の様子です。
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山門を入ってすぐ左手にある地蔵堂です。
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地蔵堂にはたくさんの石仏が安置されています。
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山門を入って正面にある塔跡です。
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757年で、高さ24丈(約73m(伝承)、発掘調査では19丈(約57m)と推定)だったそうです。東寺(京都市)の五重塔が高さ約55mで、それよりも高かったようです。残念ながら1859年に焼失し、現在は基壇と礎石が残るのみです。

参道途中にある燈籠です。
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啼燈籠(なきどうろう)とよばれています。豪商が代わりの燈籠を奉納して、この燈籠を頂き持ち帰りますが、夜ごと音を発し家が振動したため、元の場所に戻したといわれています。1257年の刻銘があり、戦前は重要美術品に認定されていましたが、1944年地震で倒壊、2010年に元の姿に修復されています。

後編に続きます。


地酒 鮨 和食 ダイニング拓(たく) 後編

奈良市の「地酒 鮨 和食 ダイニング拓(たく)」の続きです。

引き続き飲みます。奈良市の奈良豊澤(ならとよさわ)酒造。
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儀助(ぎすけ)純米吟醸 無濾過生原酒
<データー>純米吟醸生原酒、愛山、精米歩合55%、アルコール分15度

宮城県栗原市の萩野(はぎの)酒造。
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萩の鶴(はぎのつる)メガネ専用 特別純米酒
<データー>特別純米酒、美山錦、精米歩合60%、アルコール分16度

青森市の西田酒造店。
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田酒(でんしゅ)特別純米酒
<データー>特別純米酒、華吹雪、精米歩合55%、アルコール分16度

富山市の富美菊(ふみぎく)酒造。
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羽根屋(はねや)純米吟醸 プリズム 究極しぼりたて Hologram Label
<データー>純米吟醸生酒、五百万石、精米歩合60%、アルコール分16度

富山県高岡市の清都(きよと)酒造場。
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勝駒(かちこま)純米酒
<データー>純米酒、五百万石、精米歩合50%、アルコール分16度

三重県鈴鹿市の清水清三郎商店(しみずせいざぶろうしょうてん)。
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作(ざく)恵乃智(めぐみのとも)純米吟醸 中取り
<データー>純米吟醸酒、山田錦・他、精米歩合60%、アルコール分16度

滋賀県甲賀市の笑四季酒造。
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笑四季(えみしき)竹島事変(たけしまじへん)2018 Dystopia
<データー>純米大吟醸酒、山田錦、精米歩合50%、アルコール分16度

秋田市の秋田醸造。
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ゆきの美人(ゆきのびじん)純米吟醸 愛山麹 ひやおろし
<データー>純米吟醸酒、秋田さけこまち・愛山、精米歩合55%、アルコール分16度

締めは、奈良の酒! 奈良県桜井市の今西酒造。
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みむろ杉(みむろすぎ)ろまんシリーズ ディオ アビーター
<データー>特定名称表記無し、山田錦、精米歩合60%、アルコール分13度

<地酒 鮨 和食 ダイニング拓(たく)>奈良市橋本町32
地酒 鮨 和食 ダイニング拓 公式ページ
近鉄奈良駅から徒歩約5分


地酒 鮨 和食 ダイニング拓(たく) 前編

奈良市の「地酒 鮨 和食 ダイニング拓(たく)」へ、行ってきました。

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2017年7月に「薬zen拓」でオープンし、2018年5月頃にリニューアルして現在の店名に変更しています。

店内ではセルフで日本酒を楽しむことができます。
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猪口1杯(20㎖)が100円(税込)です。
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以前は1杯90円(税別)でしたが、ほんのちょっぴり値上げ・・。他に、ぐい呑み(70ml)300円、グラス(150ml)600円を選ぶことができるようになっています。

さっそく、奈良県御所市の油長酒造を飲み比べ。
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写真左より
風の森(かぜのもり)ALPHA TYPE1 DRY
<データー>純米生原酒、秋津穂、精米歩合65%、アルコール分14度
風の森 ALPHA TYPE1
<データー>純米生原酒、秋津穂、精米歩合65%、アルコール分14度

もう1杯、油長酒造。
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風の森 純米 愛山 笊籬採り(いかきどり)
<データー>純米生原酒、愛山、精米歩合80%、アルコール分17度
※笊籬採りは、もろみの中に笊籬(いかき)状のスクリーンを沈めて「醪(もろみ)」と 透明の「清酒」を分離する(液体の中で透明の液体を採る)独自開発の方法。無酸素無加圧状態で浸透し、酸化することなく醪から分離する。

新潟県加茂市の加茂錦(かもにしき)酒造。
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荷札酒(にふだざけ)雄町50 純米大吟醸 Ver5 無濾過生原酒
<データー>純米大吟醸生原酒、雄町・山田錦、精米歩合50%、アルコール分15度

新潟市北区のDHC酒造。
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嘉山(かやま)純米吟醸 越淡麗 無濾過原酒 生酒
<データー>純米吟醸生原酒、越淡麗、精米歩合55%、アルコール分17度

秋田市の新政酒造。
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新政(あらまさ)No.6 R-type 生酒
<データー>特定名称表記無し(純米)生原酒、精米歩合60%、アルコール分15度

岐阜県飛騨市の渡辺酒造店。
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W(ダブリュー)純米 赤磐雄町 瓶火入れ
<データー>純米酒、雄町、精米歩合50%、アルコール分17度

香川県仲多度郡琴平町の丸尾(まるお)本店。
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悦凱陣(よろこびがいじん)純米酒 オオセト仕込み11~12号 むろか生
<データー>純米生酒、オオセト、精米歩合60%、アルコール分18~19度

後編に続きます。


徳融寺(とくゆうじ) 後編

奈良市の徳融寺の続きです。

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観音堂に向かって左手にある祠です。稲荷社のようです。

祠に向かって左手に標石があり「豊成公中将姫御墓」と刻まれています。
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最も標石側にある藤原豊成の石塔です。
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戦国時代に松永久秀(弾正(だんじょう))が多聞城を築く際に各所の石仏・石塔を集め、運び出されそうになりますが、連歌師が「曳きのこす 花や秋さく 石の竹」という連歌発句を送り、連歌に理解のある久秀が奪うのを止めたといわれています。

藤原豊成の石塔に向かって左手にある中将姫の石塔です。
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いずれの石塔も宝篋印塔(ほうきょういんとう)で、鎌倉時代の作と考えられています。

藤原豊成と中将姫の石塔の間にある四方石仏です。
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正面が薬師如来像、右回りに釈迦如来像、阿弥陀如来像、弥勒如来像が刻まれています。

祠に向かって右手にある吉村長慶(ちょうけい)墓です。
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幕末にならまち(奈良市)の豪商に生まれた人で、相場師として莫大な富を築く一方、奈良市議会議員として社会運動や政治運動を行う戦前の「名物おやじ」的存在だった人だそうです。

山門を入って右手にある吉村長慶の石造です。
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独特の宗教観を持ち、石工を抱え、各地に石灯や石像などを各地の社寺に奉納しています。

山門正面にある1937年に吉村長慶が奉納した大日如来像です。
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裏面には世界二聖像が刻まれています。

世界二聖像です。
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釈迦と十字架を背負ったキリストが横臥し、マントを背負った吉村長慶が二人の間に割り込んで「寝ている時ではない、早く起き上がって、この世の乱れを救ってください」と胸をゆすっている場面が刻まれています。

山門を入って右手奥にある庫裏です。
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1611年建築で元は本堂だったそうです。

<徳融寺(とくゆうじ)>奈良市鳴川町25
JR京終(きょうばて)駅から徒歩約9分、近鉄奈良駅から徒歩約12分


徳融寺(とくゆうじ) 前編

奈良市の徳融寺へ、行ってきました。

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元は元興寺(がんごうじ、奈良市)にあった観音堂または念仏道場であったと伝えられています。1590年に現在地に移転しています。大和北部88か所霊場の第4番札所です。写真は総門です。

総門からは参道が続きます。
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写真左端に「豊成公中将姫舊跡(きゅうせき)並御墓」の標石が建てられています。奈良時代に當麻寺(たいまでら、奈良県葛城市)に伝わる當麻曼荼羅図(国宝)を織り上げた中将姫(ちゅうじょうひめ)の父・藤原豊成(ふじわらのとよなり、別名・横佩大臣(よこはぎのおとど))邸があった場所で、山号は豊成山です。

参道を進むと山門があります。
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山門から見た境内の様子です。
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山門から進むと右手にある鐘楼です。
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参道を進むと正面にある本堂です。
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1667年再建です。本尊は、阿弥陀如来像(鎌倉時代作)で、源頼朝の妻・北条政子(鎌倉幕府初代執権・北条時政の娘)の念持仏と伝わっています。

本堂の手前、参道左手にある観音堂です。
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胸の前に乳児を抱き上げた子安観音像や薬師如来像が安置されています。いずれの像も平安時代作と伝わっています。境内の拝観はできますが、堂内の拝観には事前連絡が必要です。電話0742-22-3881。

観音堂の裏手にある毘沙門堂です。
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1632年建築と伝えられ、小規模な仏堂の好例だそうです。

観音堂に向かって左隣、山門を入って左手にある地蔵堂です。
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地蔵堂の裏手にある清骨堂です。
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後編に続きます。


高林寺(こうりんじ)

奈良市の高林寺へ、行ってきました。

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創建の詳細は不明ですが、奈良時代に當麻寺(たいまでら、奈良県葛城市)に伝わる當麻曼荼羅図(国宝)を織り上げた中将姫(ちゅうじょうひめ)の父・藤原豊成(ふじわらのとよなり、別名・横佩大臣(よこはぎのおとど))邸があった場所に建てられた寺で、豊成は死後、この地に葬られ、藤原家の再興を祈って高林寺と名付けられたと伝わっています。大和北部88か所霊場の第16番札所です。

山門手前右手にある標石です。
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写真左の標石には「豊成卿古墳之地 中将姫修霊場」、右の標石には「高林寺高坊旧跡」と刻まれています。安土桃山時代に高坊一族とよばれる茶人や連歌師などの数奇者(すきしゃ)が住み着きユニークな文化を生み出したそうです。

山門から見た本堂などです。
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拝観には事前予約が必要です。電話0742-22-0678 本尊は、藤原豊成像、中将姫像です。毎年4/13に中将法如尼御忌会式があり本堂が開扉されるそうです。境内には藤原豊成の墓と伝わる円墳、庫裏・客殿、茶室・高坊があるようです。

<高林寺(こうりんじ)>奈良市井上町32
JR京終(きょうばて)駅から徒歩約7分、近鉄奈良駅から徒歩約14分